主人公は主役のようなキラキラした女の子ではなく、脇役のような地味で目立つことが苦手な女の子。
漫画ならではの派手な展開はないけれど、「話かけるだけでドキドキする気持ち」や「考えすぎて上手く自分の思いが伝えられない気持ち」。
共感できる部分がとても多いです。
奥手同士のもどかしいけど、応援したくなる恋物語♡
初恋の甘酸っぱい記憶を思い出す漫画です。
そんな「モブ子の恋」のあらすじと感想です(ネタバレあり)。
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あらすじ

みんなの中心にいる主人公よりも、すみっこの脇役でいる方が落ち着いてしまう地味で大人しい「田中信子」。
そんな彼女にも気になる人がいます。
それは、同じバイト先で同じ年の「入江君」(彼もまた脇役(モブ)です)。
(彼を気になり始めたきっかけ…それは入江君にとって何でもないことだったと思う…
でも私はずっとあの日のことを忘れられないでいる…。)
そんなある日、明るくて元気な新人アルバイトの「安部さん」が信子と入江くんに連絡先を聞いてきます。
その行動に衝撃を受ける信子。
(連絡先って こんな簡単に聞いていいものだったのか!!)
思い切って、自分も入江くんに連絡先を聞こうとしますが
「勤務を始めて1年も経っているのに今更?」
と思われたらどうしよう…という思いが頭に浮かんでしまい結局聞けずじまい。
しかし、もう一度聞けるチャンスが巡ってきて――…
「入江君 あの 一年も経って 今更なんですが その も もしよかったら連絡先…教えて下さい」
勇気を出して入江くんに伝える信子。
すると入江くんは
「そうですよね。一年も一緒に働いてるのに…こちらこそよろしくお願いします」
――連絡先を聞けたこんな日は…もう少しだけ、勇気を出してもいいだろうか。ずっと名前のつけられなかったこの気持ちを 今なら 恋と呼んでもいいだろうか――(引用元:田中茜「モブ子の恋」より)
ネタバレ感想
この漫画の主役は、冒頭にも書いたように大人しくて地味な女の子「信子」。
じれったいと思うこともあるんですが、頭の中でシミュレーションをしすぎて連絡先が聞けなかったり、
せっかく助けてもらったのに緊張してありがとうって言えなかったり…つい「わかる!!」と共感してしまいました。
学生の頃はそんなこともあったな~笑
きっと、普段は積極的でも「恋には臆病になってしまう」方にも「あるある~」と共感してもらえると思います。
さて、そんな「モブ子の恋」ですが入江くんと付き合うまでのストーリーかと思いきや
なんと、2巻で入江くんも自分の恋心(信子への)に気付くのです♡
だからといって、二人にとってお互いが初恋だから、すぐに付き合うわけではないところがまたいい!
控えめだけど、卑屈ではない二人の恋。
一歩ずつ前へ進もうとする信子と入江くんの恋を最後まで見守りたいと思います。