あらすじ
愛されれるのは妹ばかりで、家に居場所がないシェリル。
努力すればいつかは愛されると、家族の役に立てば両親が愛してくれると、そう信じていたシェリルだったが、誕生日だったシェリルは父から告げられる。
「妹の代わりに冷酷な辺境伯に嫁げ。そして、その道中の魔物の森で魔物に襲われる。お前はすべてを背負い、妹の代わりに死ね」
と。
どんなに努力をしても最後まで一人だったシェリル…父の命令通り、嫁ぐ道中で魔物に襲われるが
そんなシェリルを助けてくれたのは、冷酷だと噂の辺境伯だった……!
感想
理不尽な理由で家族から虐げられていた心優しいシェリル。そんなシェリルが辺境伯と出会い幸せになるというシンデレラストーリーでした。
家族から「魔物に襲われて死ね」とまで言われたのに、正体がバレてしまったら「王命に背いた罪で両親や妹が罰せられてしまう」とハイルドやハイルドの部下たちに嘘をつくシェリル…
こんな優しい人たちに嘘をつくなんて…と心苦しく思っているシェリルに涙でした。
そんな心優しくて、自己評価の低いシェリルですが、ハイルドたちの優しさに触れて次第に変わっていきます。
ほっこりする優しいストーリーで、ちゃんと家族への正当なざまぁがあってよかった。