「悪役令嬢? いいえお転婆娘です~ざまぁなんて言いません~アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ「家出王女は平穏に暮らしたい」。
力がすべての国で派閥争いの中心に立たされている聖女ジュリシ―。
武力派に命を狙われているジュリシ―は、自分のために怪我を負う護衛騎士に心を痛めていた。
そんなある日、ジュリシ―はある決意をする。
自分のために傷ついてほしくない…一人でこの国を出よう。
しかし、なぜか護衛騎士が追って来てしまい…!?
感想
汚れた血だと蔑まれ、母親のことまでバカにされたのに、聖女の力だけ望まれるって…人間の汚い部分がけっこう描かれていました。人間ってみんな自分勝手。
その最中で描かれていたのがジュリシ―の正体。親族から「汚れた血」だと罵られたことに疑問を持っていましたが、正体が明かされたことで納得。てっきり護衛騎士の方に何かあるのかな?と思っていたけど、ジュリシ―の方がただの聖女ではないというところが面白かった。
それに、聖女の魔力が尽きたときの破壊衝動を抑える方法も。わかりにくいプロポーズでしたが、ハッピーエンドで良かったです。