
「あやかし旦那様の愛しの花嫁~お前は永遠に俺のもの~アンソロジーコミック 2」に収録されてる作品の一つ「神騙りにさよならを」。
代々「お館様」と呼ばれる神様を祀り、その対価として財を成すための助言をもらっている一ノ瀬家。
その助言は、霊感を持つ本家の女性にしか聞くことができず、それを伝えることが本家に生まれた女の役目だった。
そんな家に生まれ、幼いころから「自分の役目」について教えられてきた彩羽は、自分の置かれた環境に違和感を持ちながらも、父に逆らえないでいた。
しかし、ついに家のために結婚式の日取りが決まったと伝えられ「こんなのおかしい。どうして私は好きでもない人と…」と家を飛び出してしまう。
私もみんなみたいに恋がしたい。お金なんかよりも自由が欲しい…でもそれを言う勇気も逃げ出す勇気も私には…
そんなことを考えいてると、そこに流れ者の鬼・一颯が現れて…
という始まりです。
一颯の言葉が、存在が救いになり「自分の意思で生きよう」と決めた彩羽でしたが、ただの道具としてしか見ていない父によって幽閉されることに。
そこからが、ハラハラの展開でした。お館様の正体や彩羽の啖呵、流れ者の鬼・一颯のかっこよさ…面白かったです。
彩羽を責めに来た両親を一颯が「鬼らしく説得した」とあったけど、その描写も見たかったな~笑