Twitterの広告を見て、良いところで終わったから続きが気になって買ってみました。
難しそなタイトルがついているけど、これがなかなか面白い。
ストーリーを少し書くと…
主人公は、嘘をついてる人の顔が歪んで見える女子高校生・つぐみ。
唯一それを信じてくれた祖父・吾妻正義(敏腕だけどお金に汚い弁護士と言われてる)の元で
祖父の仕事を手伝いながら弁護士を目指すが、正義の元に来る依頼は難事件ばかりで…!
という始まりです。
嘘が分かる力のせいで、幼少きに両親に捨てられたつぐみ(祖父母に預けられた)。
自分が嘘つきじゃないことを証明してくれた祖父の元で弁護士を目指します。
しかし、この祖父が一癖ある祖父で依頼者たちも曲者ばかり笑
ただ、もっとつぐみの「嘘が分かる力」が裁判を左右するのかと思いきや、役割的には謎を解くためのヒントのような感じでした。
「嘘をついた事実」が重要なのではなく「言葉のどこの箇所に嘘があったのか」「なぜ嘘をついたのか」が重要。
裁判が終わるまでこちら(読者)も分からないので想像しながら読むと面白いかもしれません。
また、ストーリーの大きい謎として、つぐみと家族同然に暮らしていた草司(親がおらず正義たちが育てた)の嘘も見どころです。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
>>試し読みはこちら
やり手の弁護士・吾妻正義の孫、つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。
お金さえあればどんな事件でも引き受ける吾妻法律事務所に舞い込むのは難事件ばかり。
果たして嘘をついているのは誰なのか――。
曲者の祖父と幼なじみで検事の草司と共に嘘に隠された真実が今、明らかに!
感想
前置きでだいぶ書いてしまいましたが笑、
「嘘が分かる」ことが裁判に有利になるとも限らないところが面白いです。
原告も被告も嘘をついていたら、真実を見極める力が必要。
でも、真実が分かったら分かったで切ない気持ちになることも。
特に詐欺の疑いをかけられた青年の話が切なかったです(最後まで意図が見えなくてハラハラしたけど)。
「嬉しかった…同じくらいむなしかったけど」
こんなセリフ、親辛すぎる…。