愛する夫は私のことなど愛していなかった。
夫の想い人に気付いた主人公は、夫を愛するが故に嫌われ者を演じ続けます。
夫を悪者にすることなく離縁できますように…夫の想い人が妻から夫を奪った女だと悪く言われないように…。
ちょっと切なくて、まるで昼ドラを見ているような感じの作品です。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
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我が儘で高飛車でとんでもない浪費家だと噂され嫌われている、若きローゼンシュタイン伯爵夫人・オフィーリア。
しかし、それはすべて愛する夫のための姿でした。
ある日、オフィーリアは見てしまったのです。
夫・オルフェウスが見たこともないほど優しく、愛おしげに彼女に微笑んでいる姿を……。
彼女というのは、オルフェウスの想い人・ダイアナのこと。
ダイアナはオルフェウスの従妹で、7年前の流行病で両親と視力を失っています。
それからというもの、ダイアナはオルフェウスとオフィーリアの屋敷で暮らしているのです。
目が見えないダイアナにいつも寄り添っているオルフェウス。
そんな二人にオーフィリアは嫌味を繰り返します。心の中で何度も謝りながら…。
それもこれも大好きな二人が幸せになれるようにと願ってのこと。
最愛の夫・オルフェウスが悪者にならないように…そんな彼の大事なダイアナが妻から夫を奪った女だと言われないように…
使用人に嫌がらせをして、愛人を作ったかのように見せかけるオーフィリア。
最愛の夫の幸せを願い、涙を流しながら悪妻を演じ続けるオフィーリアですが……。
感想
夫のことを愛しているのに、その夫と夫の想い人のために嫌われ者を演じるなんて切ない…と思いながら読んでいました。
が
なんと、この作品はハッピーエンドなのです。
お互いの環境や複雑な思惑もあったりもして、モヤモヤするところもあったけど結末は良かった♡
オーフィリアの愛人相手(友達だけど)だったクロードをメインにした番外編があれば読んでみたいなと思います。