あらすじ
冒険者として村を出た婚約者エイダ―が「聖女と結婚する」という話を聞いたラネ。
「婚約解消しよう」とも言われず、エイダ―に裏切られたラネは、エイダーの両親から
「この結婚は国王に認められたものだ。異議を唱えれば不敬罪になる。くれぐれも余計なことは言うな」
と言われる。さらに、「幼馴染は全員エイダ―と聖女の結婚式に参列するように」とも。
二人の結婚は王家が認めたもの。断ることなんてできないラネは、二人の結婚式に参列することに。
すべてを見届けて、そして決別しようと思うラネだったが、王都で助けてくれたアレクとの出会いによって
大きく運命が変わっていく…!
感想
うすうす気付いていたものの、エイダ―のことが好きだから待ち続けていたのに、婚約解消どころか婚約自体がなかったことにされたラネ。
そんなひどい裏切りにあったのに、さらにストーカーのような扱いをされるなんて!!
本当にエイダ―も召喚聖女もエイダ―の両親もクズ。
しかも召喚聖女アキの性格がかなり悪くて、これは“ざまぁ”が期待できる!と思っていたら、“ざまぁ”なんていうレベルではありませんでした。
自ら堕ちていったんですが、容赦ない罰が下った!!仕方ないとはいえ、ちょっと憐れなくらい。
そして、ラネとアレクもなかなか結ばれなくて…ずっと不穏な空気が漂っている作品でハラハラしたけど、幸せな結末でした。