「偽聖女だと言われましたが、どうやら私が本物のようですよ? アンソロジーコミック 2」に収録されてる作品の一つ「聖女として国を守るためにせっせと加護を施していたら“婚約者の王子が結婚式を挙げている”との知らせが入ったのですが」です。
あらすじ
隣国からの侵攻や魔物から国を守るため、加護魔法を日々国境に施している聖女ラリア。
護衛もなく荒野に一人ぼっちのラリアだったが、魔物肉をきっかけに隣国の兵士たちと交流を深めていた。
そんなある日、ラリアは神官見習いのメイアからとんでもない話を聞かされる。
なんと、婚約者である王子が「本物の聖女」と呼ばれている女と結婚式を挙げているというのだ!
それって私が偽物ってこと!?王子にとくに思入れはないけど、こんなにも国のために偽物扱いなんて許せない。
怒り心頭のラリアは二人の結婚式に乗り込むが……!?
感想
婚約者と浮気相手の結婚式で知った衝撃の事実により、ラリアの怒りはMaxに!!
二人にとって(国も?)一番ダメージがでかいであろう仕返しにスカッとしました。
特に王子の見苦しさと言ったら。ラリアがいてもいなくても、この王子が国のトップになるなら内乱が起こるような…笑
やっぱり、こんな自分のことしか考えていない男よりも、美味しいものを一緒に食べて気も合う人の方がいいに決まってる!!
というか、アーノルド殿下は最初からラリアの正体を知ってたんですね。