【ネタバレ感想】嵌められた復讐「聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました」

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あらすじ

公爵様に仕える条件は「恋をしないこと」。それが幸せな日々のためにできる唯一の方法――。


貧乏男爵家の令嬢フローリアの生活は、神託によって大きく変わってしまった。


内気だったはずの妹・レナータは聖女に選ばれたことで態度が豹変し、なぜかフローリアを目の敵にし始めたのだ。


レナータから逃げるため、貴族の屋敷で召使として働くことになったフローリアが出会ったのは、この上なく美しい公爵・デジレ。


彼との出逢いを機に、フローリアの日常はさらに劇的に、鮮やかに変わっていく。



感想

聖女になった途端に豹変した妹・レナータ。何が彼女を変えてしまったのか…と思っていたけど、変わったんじゃなかった!


最初からフローリアたちに復讐するつもりだったのです。虐げれていたわけでもないのに、なぜ復讐?と、フローリアとデジレ公爵の恋よりも、レナータが気になって気になって。


読み進めていくと、レナータはフローリアを誘拐したり、殺そうとしたりするんですが、次第に真実が明らかになります。


なぜレナータはフローリアたちに復讐しようとしたのか…その真実はレナータにとって残酷なもの。彼がいなければレナータは幸せになれたかもしれないと思うと、少しだけ同情しました。


最後までフローリアたちは、家族としてレナータを助けようとするし、第二王子がレナータと堕ちることを選んだのでスカッとはしませんが、これはこれで良かったと思います。