先生に恋をした。無表情で無感情…氷の男と呼ばれる西堀先生。
ああ…どうしてもあなたが欲しい。
炎のような情熱的な「みほ」と氷のような「西堀先生」。
許されない二人の恋の行く末は―…。
そんな漫画「私が欲しい氷の男」のあらすじと感想を書いていきます。
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あらすじ

「西堀先生…私 先生のことが好き」
冷静沈着、無表情で無感情。私が恋する西堀先生(30)は「氷の男」と呼ばれている。
事あるごとに何かと理由をつけて先生に告白をする「森下みほ」は、何度振られても攻めの姿勢を崩さない女子高校生。
想いを告げても、先生は私に振り向かない。そんなことは分かってる。
でも、ほんの一ミリずつでもいい。じわりじわりと響けばいい――。
先生…こっち向いて。
その冷たい瞳が私だけを映したら…その声が優しく私の名を呼んだら…
笑顔を見られたなら…触れてもらえたなら…
――ああ、ゾクゾクする。
先生が大好きでどうしても手に入れたいみほ。
しかし、自分の気持ちを優先してしまったことが原因で大事件が起こってしまう。
自分は救いようのない子供で馬鹿で自分のことしか考えていなかった…
そう気付いたみほは……。(弓きいろ「私が欲しい氷の男」より)
ネタバレ感想
一度決めたら目標に向かって一直線のみほ。
先生への気持ちは西堀先生本人はおろか、校内にも知れ渡っています。(告白が日常化していたので)
そのことが原因でついに大問題に発展する事件が。
実は、みほは常日頃から先生に「好き好き」言っていましたが、お咎めはありませんでした。
それはなぜか…?
ずっと西堀先生が頭を下げて庇ってきていたのです。(本当はずっと問題として上がっていた)
それをみほが知ったのは事件の時で…自分がどれだけ子供だったのかを痛感します。
良い先生ですよね。
冷たいと言われている西堀先生ですが、誰よりも生徒のことを想っていたのです。
しかし、事件が原因で先生は学校を去ることに。(最後までみほを庇ったから)
この時のみほには潔さを感じました。引き留めるのかと思いましたが、そういった描写もなく…
友達のやってしまったことも、知ってしまった真実も…誰のせいにするのでもなく受け止める。とてもかっこよかったです。
純粋でこんなにもガムシャラに好きだと言えるまっすぐさも、自分の悪かったところを受け止める姿に好感が持てました。
さて、離れ離れになってしまった西堀先生とみほ。
ラストの西堀先生がとても素敵でした!