パーティーにて、完膚なきまでにピナを叩きのめした“本物の悪役令嬢”レミリア(最終回の6巻)。
傷つくレミリア(エミ)に愉悦を感じ、ピナへの好意を増幅させた攻略対象たちでしたが、ここでようやく
「レミリアが嫉妬なんて………するはずがなかったんだ」
と気付くわけです………ただ一人を除いては。
なんと、なんとレミリア(エミ)の義弟クロードは、一度もピナに好意を抱いたことなんてない!!ことが、ここで明らかになるのです。
では、なぜ、クロードはピナに好意がある“フリ”をしてレミリアを嵌めたのか。
それは、レミリア(エミ)を手に入れるため。
そのために、あえてレミリア(エミ)を孤立させ悪評にも乗ったのだと。そして、国から正式に婚約が破棄され勘当された後に、迎えに行くつもりだったと。
まぁ、そんな願いなんて“本物の悪役令嬢”レミリアにひねり潰されましたが。
自分の欲望のためにレミリア(エミ)を傷つけたんだから、他の攻略対象たちと同罪なんだけど、「滑稽だった」と涙する姿は憐れだなと思いました。