「悪役令嬢なのに溺愛されてます? アンソロジー」に収録されてる作品の一つ「婚約者に勘違いされている悪役令嬢は推しを語っているだけ」です。
あらすじ
王家の事情でレティシア公爵令嬢と政略的に婚約をしたジェレット王太子。
彼女のコロコロ変わる表情や優しい性格に次第に惹かれていくジェレットだったが、ある日気付いてしまうのだ。
レティシアに気持ちを伝えていない想い人がいることを。そして、ジェレットと想い人を重ねて見ていることを。
レティシアを手放したくない、だけどレティシアはそれでいいのか…そう思い悩んだジェレットは…!?
感想
ジェレット視点のストーリーとレティシア視点のストーリーがあり、二人がどういった理由ですれ違っていたのか分かりやすかったです。
レティシアが抱えていた事情は転生者がゆえ。ジェレットが「レティシアには他に好きな人がいる」と誤解したのも、それです。
ただし、キャラそのものの推しじゃなかったから、これは誤解されるよねって笑
そして、レティシアの推し愛を語りながら誤解を解く姿に笑ってしまいました(ジェレットが心の中でツッコんでいるのも)。