【ネタバレ展開予想】ピッコマ「お別れを希望します」あらすじ・感想など

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。

ピッコマの新連載「お別れを希望します」


また転生ものか~と思いつつ読んでみたら……めっちゃ面白かった!!


例のごとく課金(先読み)しちゃいました!


では、あらすじや感想(展開予想)などを書いていきますね。


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登場人物

アイネ

  • 主人公が転生した小説の世界の悪女
  • 圧倒的な美女で美しい男たちをコレクションにしていた

アサド大公

  • アイネの婚約者でコレクションの一人
  • 戦争を勝利に導いた英雄

ジェイ

  • アイネのコレクションの一人
  • 最強の殺し屋
  • 神に見捨てられた私生児

シオン

  • 奴隷
  • アイネのペットでコレクションの一人
  • ウルフ族という異種族
  • シオンという名はアイネが付けた名前。ウルフ族は生涯を共にする伴侶、またはその仲間のみに自分の名を教える

あらすじ


借金取りに追われてたはずなのに…!?

父親から虐待をされながらも捨てられるのは嫌で、すがる毎日を送っていた主人公。


そんな父親もついに借金だけ残して逃げ出してしまいます。


学校にもまともに行けず友達もいない…ただただ死ぬ日だけを待つ地獄のような日々を送っていた主人公。


そんなある日、家に借金取りがやってきます。


靴も履かずにはだしで逃げ出す主人公…手に持っていたのは今まで読んでいた大好きな小説でした。


夢中で逃げていた主人公は道路に飛び出してしまい、トラックにはねられます。


自分は死ぬんだと…もうこれで地獄の日々は終わる…と思っていた主人公ですが…


目を覚ますとそこは最期に手にしていた小説の世界で――…。


アイネコレクション「美しい男たち」の暗い過去

アサド

遥か昔に自分のご先祖様が借りたお金(アイネの家に借りたお金)のせいでアイネの婚約者にされてしまったアサド。


利子のせいで返済額が多額になり支払いができず、脅されたのです。


そんな彼の過去はとても暗いものでした。


愛人に夢中な父親を持ち酷い扱いを受けて育ったアサド。まるでシンデレラの男バージョンのようですが、違いがあるとすれば戦争の最前線で戦って人生逆転したことです。


しかし、周りからは英雄として敬われている裏で戦争狂とも囁かれていました。


噂はアサドの功に嫉妬したでたらめでしたが、アサドは一切反論せず。


なぜならアサド自身も自分のことを怪物だと思っていたから。


生き延びるためとはいえ、数えきれないほどの人たちをころしてしまったアサド。悪夢にうなされ薬がないと夜も眠ることができない日々を送っていたのです。


ようやく大公の地位を手に入れて継母を追い出し、皇帝の圧力を受けながらも家を建て直したアサド。それなのにアイネの脅しに望んでいない婚約をさせられてしまったのでした。


ジェイ

暗殺ギルドのジェイ。アイネは美しいジェイをお金で自分のものにしていました。


このジェイにもアサド同様に暗い過去が…


神に呪われた私生児と呼ばれるジェイ…その神とは教皇のことです。


実はジェイは教皇と踊り子の間に生まれた子供。教皇は踊り子とジェイを愛していましたが、踊り子の生んだ子供など祝福されるはずもなく…


神官たちの意見に押されて二人を見捨てたのです。


自分と子供の運命を知っていた踊り子…ジェイとともに心中を図りますがジェイだけが生き残ったのでした。


大きくなったジェイは自分を捨てた教皇を憎みつつも愛していました。


しかし、そんな父親がある日殺されてしまいます。


その犯人は新しく教皇になった者。それを知ったジェイは破滅の道を歩むのでした。



シオン

見た目は人ですが、狼の特性を持ち変身をすることもできるウルフ族のシオン。


もともとは深い森の中で母や仲間たちと暮らしていましたが、異種族を排除しようとする人間たちのよって仲間たちを無差別に殺されたのです。


その中にはシオンの母もいました。母を目の前で殺されて、奴隷市場に連れていかれたシオン。


シオンはその奴隷市場でアイネに買われたのです。


そして、犬小屋と呼ばれる家に閉じ込められてアイネだけの犬になるように飼育されたシオン…


抜け殻のようになってしまったシオンですが、ウルフ族の特性により最期はアイネを守り死んでしまうのでした。


生きるためにお別れを!

皇女様の祝賀会まであと1ヶ月。


このままでは、ヒロインのことを好きになったコレクションたちに殺されてしまう(アイネがヒロインをいじめたり、邪魔になったりするので)。


今度こそ、長生きしたい!前世のようにただ死ぬ日を待つのは嫌だ!


そう思ったアイネはコレクションたちと“お別れ”しようと考えます。


しかし……


なぜ!?何でお別れできないの!?

アサド

アサドとお別れをするために、公爵家(アサドの家)を訪れたアイネ。


しかし、当のアサドは庭のベンチで昼寝中でした。


濃い眉毛…スッとした鼻…綺麗な唇…とても地獄のような戦場で数千人の首を切った人とは思えないほど美しいアサド。


アイネはそんな眠っているアサドに語りかけます。


「私だってあなたのことが大好きなのに。あなたの話を読んで涙が止まらなかったわ。あなたはもっと幸せになって」


今日で会うのは最後だから…と自分の正直な気持ちを伝えたアイネ。起こしてはいけないと応接間に移動しようとすると……


「待て」


なんとアサドは起きていたのです。


全部聞かれてた!と思ったアイネは恥ずかしさのあまり…


「なぜ寝ているフリをしていたのかしら?」


「………ちょうど寝付いた時に姫君が来ただけだ」


「まぁいいでしょう。ちょうど起きたことだし、館の中に入りませんこと?お話があります」


館の中に入り、さっそく本題を切り出すアイネ。


「あなたとの婚約を解消したい」


「どういう意味だ」


「意味も何も強引に押し付けた婚約を取り消したいだけです」


「今度はまた何を企んでいる?婚約を破棄し、あの理不尽な借金に清算を急かすつもりか?」


「信じがたいお話かもしれませんが、本当に純粋にあなたと別れたいだけです。借金で脅すつもりはありません」


「それを信じろというのか?」


アイネに散々騙されてきたアサドはアイネの言葉を疑います。


しかし、長生きをするためにはどうしてもアサドとの婚約を破棄したいアイネ。強い意志を証明するために…


「はっきり言います。あなたに全く興味がありません。お望みならあなたの前には二度と姿を現しません。借金のことなら私から父上に話しておきますのでご心配なく」


こうして、アサドから婚約破棄の証明書を送ってもらうことになり婚約を破棄することになったアイネですが…


まさかの


「婚約は破棄しない」


「何を言っ…」


「あの後でいろいろ考えた…以前なら喜んでその提案を受け入れただろうが気が変わった。そなたのことが知りたくなったのだ」


「ひょっとして頭を強く打たれたとか…?」


「いや残念ながら正気だ。そなたが婚約破棄を望む理由は何だ?」


婚約破棄できなければ死亡フラグ!!このまま死んでたまるか!


アイネは心苦しいと思いながらも…


「あなたに飽きました。あなたに価値があるとは思えません。あなたに飽きたから捨てる、それだけです」


罪悪感に押しつぶされそうになるアイネですが…これも生きるため!アサドはヒロインのことを好きになるから、どうかヒロインと幸せになってと願いながらアサドに告げるのでした。


しかし…


「……せめて婚約破棄を少し保留にしてくれないか?」


「えっ!?」


「皇女殿下の祝賀会まで、3週間だけそなたの決定を保留してほしい。そして祝賀会が終わったらまた話そう。」


祝賀会の当日、アサドはヒロインに一目惚れをしてアイネのことは眼中になくなる。そこまで待てば解決するはずと考えたアイネは、アサドの提案を承諾するのでした。


ジェイ

神に見捨てられた私生児こと最強の殺し屋ジェイ。


ジェイはいつ爆発するかわかない時限爆弾のような人で、コレクションの中で最もヤバい人物です。


そんなジェイとお別れをするために、ジェイの元へ向かうアイネ。


彼と接触できる場所はスラム街にある犯罪者のたまり場……喧嘩は日常茶飯事で殺人事件も珍しくない酒場です(ジェイはこの店のマスターで隠し階段の下にギルドがあります)。


しかし、ジェイは外出中。仕方なく酒場を後にするアイネでしたが、途中で男3人に絡まれてしまいます。


「そこで何してんの?」


なんとジェイが現れたのです。


1人、2人と男を殺すジェイ…しかし、もう一人が背後からジェイを斬りつけようし――…!!


「ジェイ!!」


アイネが叫ぶもののジェイはのん気に笑ったままで避けるそぶりも見せません。そんなジェイを助けるためにアイネは持っていた鐘(拳銃の形をした魔法道具)を打つのでした。


ようやく3人を倒したジェイとアイネ。しかしアイネは…


「ど…どうして…?どうして避けなかったの!?余裕で勝てたくせに!殺されるとこだったのよ!」


「…さぁ、なんでだろうね。君があまりにも落ち着いてたから…俺がやられたらどんな反応をするか気になったんだ」


「…イカれてる」


自分の反応が知りたくて命を賭けるなんて!!こっちは心臓が止まるかと思ったのに!!と怒りを露わにするアイネ。そんなアイネにジェイは…


「なんでそんなに怒ってるの?まさか本当に俺が死ぬとでも思った?」


「…もうやめましょう。私のものになりなさい…って依頼は取り消すわ。もうおしまいにしましょう」


「…どうして?」


それは、自分を殺すから…だからそうなる前に捨てようと思ったの…しかし、ジェイの過去を知るアイネは「捨てる」という言葉を使うことなどできず、無言で去って行くのでした。


スッキリしない別れだったけど、ジェイとの関係を終わらせることができたアイネ。


しかし…


真夜中に突然ジェイが現れます。


「興味が湧いてきた。君のことをもっと知りたい!」


自分を死に追いやるジェイの言葉に鳥肌が立つアイネ。


「俺、君と別れるつもりはないから」


「なんで?どうして?あんた、私に飽きてきたんじゃなかったの?」


確か小説ではジェイはアイネに飽きてヒロインに惚れるはず。それで邪魔になったアイネを殺そうした!それなのに…


「初めてなんだ」


「何が?」


「誰かに俺の命を心配されたこと。呪われた人生だったから変な気分だったよ。それも金でつながってるだけの相手にさ」


「どういうつもり?」


「同情を買う作戦だよ」


「だからその理由は?」


「俺のそばに置きたいからさ。君が死んでも構わないと思えるくらい…この気持ちが冷めるまではね」


さらに脅迫もされたアイネですが、ジェイが皇女のことを好きになることを知っているので、ある条件付きで承諾します。


その条件とは…


「3週間後にある皇女殿下の帰還祝賀会に参加して」


「皇女様って殺し屋まで呼んでくれる慈悲深い人なの?」


「違うわ。殺し屋としてじゃなく教皇の後継者としてよ」


教皇の後継者…という言葉に表情が変わるジェイ。


「それをなぜ知ってる?」


この提案は悲惨な結末を迎えるジェイのためのものでした。


アサドに負け、ヒロインも奪われ、憎みながらも愛していた父親も殺されるジェイ。


アイネは、教皇庁を血の海に変え破滅の身とを歩むジェイの未来を変えたいと思ったのです。


「イヤならいいけど。それならさっきの話もナシってことで」


アイネはそれだけ残して去っていくのでした。



シオン

人間に散々苦しめられたあげく、最後は他人のために死んだシオン。そんなことならないようにシオンを解放してあげようと考えたアイネですが…


「シオン。勝手に捕まえてきてごめんね。縛り付けてごめん…私が今から…あなたを自由にしてあげる」


「……」


「ご主人様まで……僕を捨てるの?」


「捨てるなんて一言も言ってないわ。解放してあげるって言ってるのよ」


「何が違うの?僕が帰る場所はもうないんだ。僕にはご主人様しかいないのに」


その言葉を聞いたアイネは自分の考えの甘さに気付きます。


シオンには身寄りがないしウルフ族の特性上、他の群れに入るのも難しい。奴隷証明書さえ燃やして首輪を外せば喜んで逃げると思ったのに…


シオンを自由にしてあげたい。自分のために生きてほしい…そう思ったアイネはシオンの首輪を外して


「泣かないで。あなたを捨てるつもりはないの。やりたいことは何?夢とか」


「やりたい…こと?夢?うーん…ご主人様と一緒にいたい」


「…私が憎くないの?あなたに首輪をつけてここに閉じ込めて、犬扱いしたのに…」


「……殺したい。ズタズタに噛み千切りたい。仲間と家族の復讐がしたい!……でも僕にはもうご主人様しかいない。」


アイネを憎みながらもアイネにすがるしか生きる術がないシオン。


アイネは前世の記憶で父親から虐待をされていたことを思い出します。それでも、捨てられるのは嫌で父親にすがっていた日々…


そんな自分とシオンを重ねたアイネは、シオンをほかっておくことができず屋敷に連れていくのでした。


まずい!これは死に一直線なのでは?皇女さまからお呼ばれ

令嬢たちの社交クラブの招待状を受け取ったアイネ。


その社交クラブとはお嬢様限定のクラブで、ほんの一握りの上級貴族しか参加ができないものです。


「この世界にも迷惑メールがあるのね」


と招待状を捨てようと思ったアイネですが、あることを思い出します。


その社交クラブでヒロインである皇女「マリア」が元平民という理由でバカにされたことを…


そして、楽しみにしていた社交クラブでバカにされたマリアが涙を流すことを…。


優しくて愛らしいマリア。小説の中ではアイネを破滅させる存在でしたが、主人公はマリアが大好きでした。


本当は招待状を捨てるつもりでしたが、マリアに会うために参加するのでした。


開催される伯爵家に到着したアイネ。しかし、まだマリアは来ていませんでした。


マリアがまだ来ていないことをいいことに、元平民であるマリアをバカにする令嬢たち…


よくもマリアのことを!!マリアがどれほど大変な人生を送ってきたか知らないくせに!


腹が立ったアイネは…


「おしゃべりが過ぎますわね。これ以上は聞いていられませんわ。他人の悪口がそんなに楽しいですか?本人がいない場での悪口はみっともなくてよ」


と場をいさめます。しかし、なんと背後にマリアが!


すべて聞いていたマリア…悲しそうな顔で立ちすくんでいるのでした。


そこにアイネが機転をきかします。


外にマリアを連れ出すことに成功したアイネ。


アイネの優しさに感謝したマリアは、アイネを宮廷に招待したいと申し出ます。


マリアのことは大好き!でもマリアと関わると死亡フラグが…。


しかし、マリアの嬉しそうな顔に断ることもできず…アイネは宮廷に行くことになるのでした。



感想&展開予想

意外にもハッピーな展開なんじゃないかと思っています。「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」のような感じ。


さて、主人公が転生した小説の世界…そのおおまかな内容は「皇女に復帰するまでの権力争いとそれに関わる男(ヒロインのことが好きな)たち」です。


アイネとマリアは友達になりそうなので(アイネもマリアをいじめるなんてことはないだろうし)、今後は宮廷の権力争いにアイネも巻き込まれるのではないかと思います。


しかし、今度はアサドやジェイに殺されることはない!むしろ、アイネを守ることでしょう。アサドとシオンはアイネの側で…ジェイは教皇の立場を利用して。


悲しい展開ではなく、少しコメディタッチの楽しいストーリーになりそうな予感です♡


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