チセの魔法使いとしての最初の仕事。
それは、澱みを浄化することだったんですが…
そこには悲しい過去がありました。
妻を愛するがゆえに悪魔となってしまった夫。
無数の猫を殺し、吊るして…それが妻を守ることなのだと信じて…。
そんな2巻のあらすじと感想を書いていきます(ネタバレあり)
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あらすじ(ネタバレあり)
猫の王からの頼みで澱みを浄化することになったチセ。
しかし、そんなチセを阻む者たちが。
彼らの名は魔術師の「レンフレッド」とその弟子「アリス」。
二人の狙いは澱みを手に入れること。しかし、チセとエリアスによって計画を崩されてしまいます。
一方チセは、猫たちの協力を得て二人を遠ざけることに成功し、澱みを浄化するために澱みの中へ。
すると…
「ここは…?」
目に映ったものは、はるか昔の食事処―…そこは澱みの記憶の中でした。
食事処にやってきたマシューという男性。
彼は病弱な妻「ミナ」を助けるために、ある人物に話しかけます。
その人物とは魔術師「カルタフィルス(あるいはヨセフ)」。
このカルタフィルスからの助言により…最愛のミナを助けるために…悪魔と化してしまったマシュー。
縄に吊るされた無数の猫の死体と滴る血…その現場を見てしまったミナは、マシューを止めに入りますが――…。
愛し合う二人のあまりにも悲しい過去。
その記憶を見てしまったチセは浄化…つまり消してしまうことをためらいます。
そんなチセが下した決断は、妖精の力を借りて花のように運ぶことで―…。
無事に二人を運ぶことができたチセ。
しかし、チセには気になっていることがありました。
それはレンフレッドが言っていた、自分の死期のこと。
「…死ぬ?…私が?」(引用元:ヤマザキコレ「魔法使いの嫁」より)
感想
今回、チセの浄化を阻んだ「レンフレッド」と「アリス」ですが、この二人は良い人達です。
では、何故澱みなどを手にしたかったというと…アリスを守るため。
レンフレッドは顔に傷があり(これもアリスを守るためについた傷)強面なのですが本当はとても優しいのです。
もっと先に描かれている話ですが幼いアリスとの出会いのシーンは感動でした♡