竜の雛を奪還したことにより、呪いを受けてしまったチセ。
チセが春を越せないかもしれない…と知ったエリアスは、チセのために人の命を奪うことを決断。
でも、その相手は…。
切羽つまったエリアスの非情な決断…7巻~8巻はそういったストーリーです。
ではあらすじと感想を書いていきます(ネタバレあり)。
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あらすじ

チセがエリアスに取り込まれそうになっていた頃、竜の国では竜の雛が謎の密漁に襲われていました。
その背後にはあの人物、カルタフィルスがいて――…
竜の雛が捕獲された…学院(魔術師の互助組織のようなもの)の「アドルフ」から聞かされたチセは、
エリアスと共に竜の雛を奪還することに協力をすることになります。
しかし…手がかりは、カルタフィルスが関わっていることと竜の雛がヨーロッパのどこかにいることだけ…
その話を聞いたチセは、夢で会ったカルタフィルスとのことを思い出し、場所を特定します。
その場所は…ロンドン―――
そしてその目的は――
(たぶん あいつは自分の腕になれる部品をさがしてるんだ。それにお金にも困ってるみたい。普通には流通しない…なら)
そう考えたチセは、どこかに電話をかけます。
その相手は――自分をオークションにかけてくれた謎の男。
謎の男からの情報により、竜の雛がオークションにかけられていることを知ったチセたちは、オークションに潜入することになり――…。
無事に竜の雛を奪還できたものの…チセは竜の力の呪いを受けてしまいます。
その呪いはチセの身体を蝕み…責め苛み呪うもの。
人の身体では到底抑えきれない呪い――
このことをきっかけに、チセは前へ進みだす決意をします。
しかし、その一方でエリアスは魔女からの
「あなたのお弟子さん、春を越せないかもしれないわ」
という言葉に考えこんでいました。
エリアスがチセを守るために取った行動…それは他人の命を奪うことで…!
「命の代わりにするものは 命しかない」(引用元:ヤマザキコレ「魔法使いの嫁」より)
感想
7巻~8巻でチセやエリアスが大きく変わります。
そしてその関係性も。
1巻の頃のチセは、失うことが恐くてエリアスに言いたいことも言えずに過ごしてきましたが、8巻のラストでは感情が剥き出しでした。
チセが変わりつつある証拠ですね。
でも…ただでさえチセの命は3年だと言われているのに、呪いまで受けてしまって…挙句の果てにはカルタフィルスと共に行く!?
今後の展開が全く想像できなくなりました。