見た目は子供ですが、何重にもブレて見える「カルタフィルス」。
このカルタフィルスは今後も登場する人物(?)です。
笑顔が不気味…。
そんな3巻のあらすじと感想を書いていきます(ネタバレあり)。
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あらすじ

「頼む あいつをどうにかして欲しいんだ」
カルタフィルスの魔の手からレンフレッド(アリスの師匠)を守るために、エリアスに協力を願うアリス。
意外にもあっさりと承諾したエリアスは、アリスにカルタフィルスとはどういう人物なのかと問います。
するとアリスは――…
「――よくわからねぇんだ。外見はガキなんだけどよ…色々なモンが重なって見える――ブレるっていうか…」
ブレるって一体――…その瞬間、チセの肩を何かが貫きます。
血を流して倒れこむチセ。
その襲撃の相手は――…
「――カルタフィルス…」
そう、カルタフィルスが黒妖犬を手に入れるためにキメラ(魔術により動物の遺伝子を人間に組み込んで造られたもの)を率いてやってきたのです。
「貴様は…何が目的で動いている」
カルタフィルスの目的――…それは…。
その後、チセと<結び>を行った黒妖犬(この一件でチセに「ルツ」と名づけられ、チセの使い魔になります。(以下、「ルツ」と書きます)によりカルタフィルスを一時撤退させます。
しかし、この一件でエリアスは―…。(引用元:ヤマザキコレ「魔法使いの嫁」より)
感想(ネタバレあり)
3巻にはチセにかけられている呪いについての描写があります。
その呪いというのは魔術とかそういう話ではなく心理的なものなの。
その呪いのせいでチセは大切なものを作ることを恐れているのです。
そして、呪いがあるからこそエリアスのあの姿さえも、あのできごとさえも恐ろしくなかった…とも。
アンジェリカからはそれを依存だと言われてしまいましたね。
チセの闇が深すぎて読んでいて心配になりますが、実はエリアスの方にもいろいろあります。
エリアスの過去については4巻で描かれているんですが、かなり衝撃です。