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「悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ! アンソロジーコミック 7」に収録されている作品の一つ「婚約破棄された悪役令嬢は正義の令嬢です~貴方方は平民を馬鹿にしすぎです~」。
ストーリーは主人公である侯爵令嬢・アデールが
卒業パーティーで婚約破棄を申し渡されるところから始まります。
婚約破棄の理由は、自分より弱い立場の令嬢たちを虐めていたというもの。
しかし、アデールを庇ったのは「アデールが虐めていたという令嬢たち」でした。
というのも
アデールは虐めていたではなく、手を差し伸べていただけだから。
アデールの元婚約者(他の貴族たちもだけど)は
平民のことを「卑しい」「貧乏人」と蔑むけど、本当に卑しいのはどちらなのか…。
今までの悪役令嬢モノとは少し違って「貴族とはどうあるべきなのか」「身分とは何なのか」を考えさせるストーリーでした。
正論でぶった切って颯爽と出ていくシーンはとにかくかっこよかったです。
そして
「最高の選択はできずとも、最良の選択をして幸せを掴む」という言葉が胸に沁みました。