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あらすじ
フリーの医療魔術師として各地を転々としていたクララは時折、今は過去のことになりつつある夫ウォレスとの日々を思い出していた。
彼はどうして妻である自分を裏切り、他の女性と暮らしていたのか。愛しあっていたと思っていたのは自分だけだったのか。
その事実から目を逸らし、自分を裏切った夫から逃げてきたというのに、クララの心は今もウォレスに囚われていた。
しかしそんな時、クララはウォレスが血眼になって自分を探しているという事を知り――。
感想
現実にもありそうな、単身赴任をしてる夫のところに、サプライズで行ったら、他の女とイチャイチャしてるところを目撃。
しかもその兆候があったとなれば、もう確定じゃん!と思いきや、なんと夫が自分を探してることを知り…という始まりです。
最初に言ってしまえば、夫のウォレスは裏切ってもないし、めっちゃいい男。
他の女とのキスの真相も、だんだん明らかになっていくわけですが、ウォレスが抱えている事情というか秘密がなかなかに深くて。
ただ、明らかになっていく真実が、ウォレスの裏切りとどう関係してくるのか…とか考えながら読むのは楽しかった!!
「こういうことなんだろうなー」と早々に気付いたことあれば、「さらにこんな真相が?」みたいな種明かしもあってワクワク。
ちなみに、始まりはどうあれ、この作品はハッピーエンド…むしろ読み終わったあとにほのぼのする感じなので、安心して読んでほしいです笑