あらすじ
東京、スカイツリーが見える街。そこにある葬儀場でアルバイトをする大学生の美空には、子どもの頃から持つ“ある能力”がある。
その力を見込んだ葬送コーディネーターの漆原と共に、“特殊”な葬儀を担当することになり…!?
感想
映画化すると知って、久しぶりに読み直しました。
遺族たちは大切な人の死にどう向き合うのか、故人は遺していく人たちに何を伝えたいと思っているのか…そんな気持ちに寄り添っている作品です。
出産間近だった妻が遺していく夫にかけた最期のメッセージや、自分の死が分からずに両親と離れようとしない少女。
事故死した息子が母に望んでいること…など、いろんなエピソードがあるんですが、どれも泣けます。だけど、どれも優しくて感動する。
どのエピソードも本当に素晴らしいんだけど、映画ではどれをやるんだろう。やっぱり美空と美空の亡き姉(幼くして亡くなった)、祖母のエピソードかな。美空の“能力”にも関わってくるし。
そういえば、この作品を浜辺美波さんと目黒蓮さんが演じるんですよね。演技が上手なお二人だから、余計に泣けそうだなと思います。