「悪役令嬢として破滅フラグは全てへし折ってあげますわ!~いろんな手段であらゆる不幸に「ざまぁ」します~ アンソロジーコミック 2巻」に収録されてる作品の一つ「悪役令嬢は、既に死んでいた。」です。
あらすじ
アストレア侯爵令嬢から婚約者である王太子を奪うため、彼女に階段から突き落とされる演技をしたエミリア。
さらに、「これまでも数々のいじめを受けていた」と嘘の告白をしたおかげで、ついにアストレアから王太子を奪うことに成功した。
しかし、喜んだのも束の間、エミリアはアストレアの兄からとんでもない事実を聞かされる。
なんと、彼女はすでに亡くなっているというのだ…!
感想
強欲なエミリアと愚かな王太子に、静かに激怒したアストレアの兄が二人を破滅へと導くという話。
事実を調べずに「一方的にアストレアが悪い!」と浮気相手のエミリアを信じた王太子も王太子だけど、諸悪の根源はエミリア。この女の思考がクズすぎでした。
ほんとうに、最後の最後まで言動も思考も自分勝手すぎて、同情の余地ナシのお似合いの最期だと思う(処刑の方がマシだと思える地獄が待ってる)。
さて、アストレアなんですが、「死んだことにしていた」のだと予想していたけど、本当に亡くなっていたんですね。一度だけ蘇ると分かっていても、それはお兄様もブチ切れるわ。