あらすじ
誰が夫を奪ったの? 井上まほろ、29歳11ヶ月・既婚。夫と三人の親友に囲まれて、幸せに暮らしている、“つもり”だった…。
感想
「夫の不倫相手は、親友3人の中の誰なのか?」という不倫がテーマ……だけじゃないところが、ズッシリくる作品でした。
こういう「誰が夫の不倫相手なのか分からない」パターンだと、疑心暗鬼になりながらも証言や証拠を集めて、不倫相手にたどり着くものが多いんですが
この作品はその過程で、ミスリードがあるんですよね。ただ、このミスリードがミスリードでもない感じで。
彼女が語った“嫉妬”とか“女のとしてのプライド”、“女の友情”について複雑な気持ちになりました。
ちなみに、夫の不倫相手であるアイツも、まほろに思ってることがありそう。
まほろが苦しんでる時に、心配しながら口元だけ笑っていたし。
そんな二人の証拠を集めるため、頼りになる親友とその弟・不倫女の夫の協力で、とある計画を実行するみたいなので、それがどう転がるのか楽しみ!!
夫がクズであることは間違いないし、罰を与えてやれ!とは思うんだけど、このクズ夫の末路よりも“女の友情”がどういう形で終わるかが気になります。