
あらすじ
「俺を裏切った者を一族ごと殺したことがあります」
懺悔室バイト初日、バイトシスターの下町娘リーニャに懺悔したのは、『血染めの皇帝』の異名を持つ皇帝陛下だった。
想定より重い懺悔に慄くも、手引き書通り真摯に耳を傾け、全肯定した結果……
「愛しています、リーニャ」
求愛されてしまいました!?
苛烈な粛正も厭わない冷酷な皇帝と畏怖されているのに、その愛は重くて一途で激甘で――。
身分差も吹き飛ばす求婚ラブコメ!
感想
あれ、これって「不幸令嬢でしたが、ハッピーエンドを迎えました アンソロジーコミック 2巻」の中の一つ
「懺悔室お手伝い初日に皇帝陛下が懺悔しにきました」じゃない?と思って、試し読みしたら正解!!
まさか、「あのめっちゃ笑える大好きな作品のノベルがあるなんて!」と感激して購入しました。
もう、この面白さは神。笑いすぎて、お腹が痛い…
とにかく、皇帝陛下の思考も言動も異常すぎて面白くて。マニュアル通りに彼の懺悔を全肯定したリーニャに恋をしたのは分かるけど、
リーニャのおびき出し方が狩猟民族みたいだったり、リーニャの筆跡を真似た父母への書置きがアレだったり笑
どれが……じゃなくて、本当にずっと皇帝陛下は異常すぎて面白いのです。ヤンデレと言えばヤンデレなんだけど、コメディ寄りのヤンデレというか。
そんな皇帝陛下にツッコむリーニャも最高。というか、ほのぼのしすぎてるリーニャの父母も、チンピラみたいな神官様も、メイドさんたちも、みんな個性的で読んでて明るい気持ちになれる作品でした。
と書いてたら、また読みたくなってきた…笑