【ネタバレ感想】メリバだらけの乙女ゲーで推しを幸せにしようとしたら、執着されて禁断の関係に堕ちました

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あらすじ

母親の再婚により公爵令嬢となったアンナは、はまっていた乙女ゲームに転生したラッキー体質の元オタク。


彼女は義兄が攻略キャラであり、自身の最推し・ロイだということを知る。


片目が赤いオッドアイを持ち、「忌み子」として周囲に恐れられてきたロイの設定は、ゲームヒロインによって心を開いていくというもの。


だけど、ゆくゆくは監禁や薬漬けといった壮絶な事件を引き起こし、メリーバッドエンドを迎えてしまう――。


最推しを不幸にしたくないアンナは、ラッキー体質を生かしてロイをハッピーエンドに導くことを決意! 


それから10年、ようやく義兄との距離が縮まったけれど、アンナが18歳になった時、二人の関係が変わり始めて……?



感想

メリバしかない乙女ゲームの攻略対象の1人で、周囲を不幸にするという赤瞳を持つロイ。


そんな彼を前世から推しているアンナは、過去の体験から自身を不幸な存在だと思い込んでるロイに、“本当の幸せ”を感じてもらおうと決意するが…という始まりです。


ずっと“不幸な存在”に囚われていたロイだけど、あんなにも愛をぶつけてくる可愛い義妹がいたら、好きになるに決まってるわけで。ただ、「アンナを不幸にしたくない。兄でいなくてはいけない」という気持ちと「自分のものにしたい」という気持ちの葛藤や嫉妬でヤンデレ化。


眠ってる時に手を出す…というのはあんまり好きじゃないけど、互いの視点でお互いがどう思っているのか、二人の恋の過程が丁寧に描かれていたから、許容範囲という感じでした。


ちなみに、悪い人はいなくて(ロイの父も悪い人ではない)、むしろアンナの母や使用人たちが協力的。“不幸”というワードが常にロイにまとわりついているのになぜか暗くならないのは、理解して協力してくれる人たちがいること、アンナのポジティブ思考や明るさのおかげかな。


シンプルに二人が禁断の恋に堕ちていくのを楽しめる作品でした!!