【ネタバレ感想】「目が覚めたら投獄された悪女だった」は、良い意味で裏切られる面白い作品だった!

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あらすじ

薬草の研究をしながら物置生活をする伯爵令嬢・ソフィアは、ある日目覚めると牢獄の中で姿形が別人に!


視線だけで人を震え上がらせる公爵令嬢・ヴァイオレットと体が入れ替わっており、手がかりは「私の体を守り抜きなさい」という謎のメ
モだけ。


戸惑うソフィアだったが、とりあえず三食ご飯とおやつ付きの幽閉生活を満喫!?


一方、ヴァイオレットはある目的を果たすついでに極悪な伯爵家で暴れていて――


引きこもりの天才薬師令嬢×魔術を操る妖艶な稀代の悪女コンビの痛快倍返しファンタジー!



感想

悪女と呼ばれるヴァイオレットの入れ替わりの目的は何なのか。そもそも何故投獄されていたのか。物語が進むにつれて、ヴァイオレットの目的が明らかになり、それがヴァイオレットの過去の真相と繋がっていくわけですが………めっちゃ面白かった!!わくわくハラハラの展開でした。


それに、本当にヴァイオレットがかっこよくて、ソフィアとなったヴァイオレットが「目的のついでに…」と傲慢さを発揮して、ソフィアを虐げていた家族を徹底的に潰すところも痛快だった!


そんなヴァイオレットとは真逆のおっとりしたソフィア。だけど、薬師としては天才な彼女もまた、殿下の不調の理由に気付き始め、ヴァイオレットの目的に関わるという。性格は正反対だけど、良いコンビだったし友情らしきものが芽生えるところもよかったです。


ちなみに殿下の元婚約者であるリリー。多分結末を読むまでは全員がこの女のことを嫌いだと思うけど、最後には同情心が湧くと思う。彼女の最後が切なかったです。