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あらすじ
癇癪持ちでわがまま――
前世の記憶を持つ公爵令嬢レティシアは、姉に引き立て役として嘘の悪評を立てられた。
将来家を出るつもりだし、と諦めていたある日、
隣国の大公レイノルトは「わがままなんてとんでもない。とても素敵なご令嬢です」
と悪評が真実ではないと見抜いて!?
彼だけが本当の自分を見てくれるから――
レティシアは元凶である姉と戦うことを決意する!
悪評まみれ令嬢が自分自身を取り戻す、溺愛逆転劇開幕!
感想
自分の評判をあげるために、四女であるレティシアの悪評を広めている三女。
諦めモードなレティシアは噂を否定することもなく、三女と性悪な姉たち(長女&次女)と早く縁を切って、家を出て自立しようと考えていた。
そんなある日、本当の自分を見てくれる人が現れて…という始まりです。
心が読めるレイノルトとレティシアの攻防も溺愛も楽しめたけど、性悪だと思っていた長女と次女が実は…という展開が一番印象的。自分を犠牲にしてでも妹を守ろうとする姿に涙でした。
そんなレティシア+長女次女が三女に反撃するわけですが、なかなか手強い三女(+父)。断罪できるまでハラハラドキドキしたけど、納得の結末にスッキリしました!
読み始めは、軽く読める作品かなと思っていたけど、想像以上に読み応えもあって感動もあって楽しかったです。