あらすじ
6度目の破談を迎えた伯爵家一人娘のリュゼット・マダル。その原因は人気令嬢“ルゼット・ダダル”に名前が似ているせいだった!?
未婚女性は基本顔出しが出来ないことと求婚は手紙からが常なせいで、人違いによる求婚者が絶えないリュゼット。
自分に出来ることといえば、相手が勘違いに気づいた時にプライドと世間体を傷つけないようこちらから破談を提案してあげること。
既に破談慣れしてきたリュゼットの元に、今度はエリート公爵と名高いローレス・ヴィザントから求婚の便りが届く。
どうせまた人違いなのだからさっさと気づかせ破談にしてあげようと思うリュゼットだったけど、“ルゼット”に本気なローレスから熱烈に迫られて――?
わけあって引きこもりの伯爵令嬢リリアーナは、極度の女嫌いである侯爵ウィリアムと政略結婚をすることに。ところがお飾りの妻生活を続けていたある日、旦那様が記憶喪失になり、一目惚れされてしまい!?
感想
「人違いだと気付かせてあげよう作戦」を実行するものの、ローレスには全く通用せず。
それもそのはず、ローレスはリュゼットに求婚しているから。「愛が重くて執着が強いローレス」と「人違いだと気付かせてあげようとしているリュゼット」の会話が面白かったです(あと、ローレスの甘い言葉に照れた笑)。
そして、盛大なザマァあり!なんと“ルゼット”がローレスを狙っているのです。この“ルゼット”がザマァされるわけですが、面白かったのが、物語のテーマになっている「人違い」がここでも描かれていたこと笑
恋の始まりにも「人違い」があって、ザマァにも「人違い」があるって面白いなと思います。
最後に、原作(ライトノベル)ではローレスとリュゼットの激しめのエロシーンがあるんだけど、漫画ではどこまで描かれるかなー。どう描かれるのか期待です。