>>試し読みはこちら
あらすじ
身に覚えのない罪をきせられて婚約破棄されたあげく、断頭台で処刑されたバイオレット。
ところが、気が付くと処刑の一年以上前に時を遡っていた。
バイオレットは考える。どうして自分は冤罪をきせられたのか。いったいあの時、何が起きていたのか。
――すべては学院に一人の男爵令嬢が入学してきたことから始まっていた。
そのことに気が付いたバイオレットは、同じ轍を踏まないよう、そして自分を陥れた人々に復讐をするため、慎重に、そして時に苛烈に、動き出す――。
公爵令嬢バイオレットによる、華麗にして鮮烈な復讐譚、ここに開幕!
感想
過去の記憶をもとに、断罪回避&復讐のシナリオを描き、協力者とともにジワジワと男爵令嬢たちを追い詰めていくバイオレット。
男爵令嬢や王太子たち(バイオレットの兄もいる…)が救いようのないクズで残虐だったので、容赦ない復讐劇にスカッとしました。
しかも、それは男爵令嬢たちだけではなく、自分をハメた侍女や両親、国王陛下夫妻まで。
目には目を歯には歯を!みたいな徹底的な「ざまぁ」展開が痛快だった!
少し残酷だけど、こんなにも生ぬるくない復讐劇は「ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。」以来、久しぶりかも。
死に戻りものって、その理由が描かれない作品も多いけど「なぜ死に戻りをしたのか」「なぜ協力者が現れたのか」…そういった謎が回収されてるのもよかったです!!