ドラマ化した漫画は数多くありますが、今回はドラマ化した“笑って泣ける”漫画3作品。
どれも良作でかなりおすすめです!!
お迎えです。
死んだはずのじーさんと格闘するウサギの着ぐるみに遭遇した受験生・堤円。
どうやらウサギは、じーさんをあの世に連れて行きたいようだが、じーさんは駄々をこねてるよう。
困り果てたウサギから「行きたくない理由を探ってくれ」と頼まれる円だったが…
という始まりです。
この出会いをきっかけに「この世に未練を残した霊を成仏させる会社」でバイトをすることになった円。
幽霊たちの未練を叶える話なので「死者や残された人の想い」や「死者との関係」に切なくなるシーンもあるんですが、しんみりすることはなく。むしろ笑いもあって感動する作品でした。
個人的には、ウサギ曰く「社風だから…」の強化月間コスプレが面白かった(態度の悪いナベシマさん(ウサギ)がツボ)。
ちなみに原作(漫画)の方が死者と生者の別れが繊細に描かれています。
義母と娘のブルース
パパが再婚したのはバリバリのキャリアウーマン・亜希子さん。
小学生の娘みゆきは亜希子さんを拒絶するが、亜希子さんは仕事で培ったスキルでみゆきと仲良くなろうと一生懸命で。
教科書通りの履歴書、ユンケル、経済効果の魔法……?
果たして、血のつながらない亜希子とみゆきは仲良くなれるのか!?
という始まりです。
みゆきと仲良くなるために亜希子さんが取った方法に何度も笑わせてもらいました。
バリバリのキャリアウーマンだからなのか、方向性が間違ってるんだけど、とにかく「え?笑」と思う方向に一生懸命な亜希子さん。
だからコメディなんだな…と思っていたら、父親が再婚を決めた理由にもそういう結果になってしまったことも号泣してしまいました(三人が幸せに暮らせることを期待してたけど)。
大好きな人たちとの別れはいつか来る…一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思える作品です。
ちなみに、亜希子さんの影響により、成長したみゆきはだいぶ変な子になっていました(男子からの告白の断り方とか)笑
コタローは1人暮らし
「アパートの清水」に、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。しかもどうやら一人暮らしのようで。
妙に生活力があって、アパートの大人たちよりもしっかりしているコタロー。
しかし、そんなコタローの過去が少しづつ明らかになり、大人たちは心を震わせる…
という始まりです。
最初はコメディかと思って読んだ作品でしたが……泣ける!
コタローの過去や想いが明らかになるたびに複雑な気持ちになりました(もちろん笑えるシーンもありますが)。
4歳のコタローがお金をもっている理由も、施設に行かない理由も、あの言葉使いな理由も…
そんなコタローを見守るちょっとダメな大人たちが温かいです。
複雑な気持ちにもなりつつ、心温まる笑って泣ける作品でした。