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「不遇令嬢を待っていたのは幸せな溺愛生活でした アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ「胃が弱すぎて婚約破棄された令嬢は辺境の地で溺愛される」。
ストレスと緊張により食事会で毒薬騒動を起こしてしまうこともある胃が弱いエヴァンジェリン。
そんなある日、「真実の愛を見つけた」と王太子から婚約破棄されてしまいます。
だけど、もともと「胃が弱い自分には王妃なんて務まらない」と思っていたエヴァンジェリンは、婚約破棄にホッとします。
しかし、ホッとしたのも束の間。
「ずっとこの機会を待っていた」と王太子のお目付け役でもあり胃痛薬でもお世話になっているオズワルドから求婚されてしまい…!
感想
胃が弱くて悩んでいたエヴァンジェリンが、オズワルドの元で漢方を学び、それが結果的に周りの体調を改善していくという過程がよかったです。
しかも、優しい紳士だと思っていたオズワルドが実は腹黒で、それをエヴァンジェリンにバレたくなかったっていうのも♡
ちなみに、スカッとはありません。てっきり、王太子と王太子の想い人にざまぁがあるかと思っていたけど、王太子もそんなに悪い人じゃなくて、ただただ「配慮がない人」(オズワルド曰く)。
エヴァンジェリンの胃について文句を言ってたのに、「胃薬」をもらいにきた王太子(口実かもしれないけど)が可愛かったです。しかも、ただの片思いっていうのも憎めない笑
溺愛&平和なほのぼのした作品でした。