優秀すぎてつまらない毎日を送るセシル王太子。
しかし、バーティアと婚約をしたことで退屈な日々に終わりを告げます。
「セシル殿下! 私は悪役令嬢ですの!!」
バーティアが言うには、この世界が乙女ゲームでバーティアはセシルとヒロイン仲を邪魔する「悪役令嬢」。
「立派な悪役令嬢になる」ことを目指してる彼女に、興味を持ったセシルは
予測不能なバーティアの行動を楽しむことにしますが…
という始まりです。
この作品、本当に面白い!!素直なバーティアの行動が面白すぎて、次は何をやらかすんだろうとワクワクドキドキ。
バーティアの知らないところで、バーティアの観察をもっと楽しみたい腹黒セシルが裏で動いてるのも面白いです。
ヒロインとセシルをくっつけようとしているのに、結果的にヒロインの邪魔をするバーティアにめっちゃ笑いました。
セシルだけはそれをよく理解してたみたいだけど笑
ちなみに、だいぶ失礼なバーティア父が個人的にツボ(さすがバーティアの父)でした。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
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優秀すぎて人生イージーモードな王太子セシル。そんなある日、侯爵令嬢バーティアと婚約したところ、突然、おかしなことを言われてしまう。
「セシル殿下! 私は悪役令嬢ですの!!」。
……バーティア曰く、彼女には前世の記憶があり、ここは『乙女ゲーム』の世界で、彼女はセシルとヒロインの仲を引き裂く『悪役令嬢』なのだという。
立派な悪役になって婚約破棄されることを目標に突っ走るバーティアは、退屈なセシルの日々に次々と騒動を巻き起こし始めて――?
感想
腹黒王太子セシル目線の物語。
セシルじゃないけど、バーティアの予測不能な行動が面白すぎです。何度吹いたことか。
悪役令嬢として「ギャフン」するために、父親に「悪役のここがいい!~ゼロから始める悪役への道~」っていう資料を用意したり(この内容にも爆笑)、取材をしたり、生きたままの狐を首に巻いてみたり。
そんなバーティアの行動を楽しむセシル。このセシルが本当に腹黒で、バーティアの面白行動を観察をしたいがために
バーティアの父親をスパイにしたり、令嬢を脅したり、従者に過酷な労働をしいたりします。
周りが「魔王」と呼ぶのも理解できるし、バーティア父親の失礼な発言もうなずけるほど(いつも目が笑ってない)!!
そんなセシルだから、バーティアを想い涙を流すシーンにはかなり驚きました。
「魔王」みたいなセシルに、セシル本人にも理解できない感情を教えたバーティア。
いつも一生懸命にセシルとヒロインをくっつけようとして、その結果セシルだけじゃなくセシルの側近やバーティアの友人たち(腹黒令嬢を筆頭としたバーティア様を愛でる会)まで幸せにしてしまった…
まぁ、その過程でいろいろやらかしますが、結果的にみんな幸せ!
読んでいて楽しい作品でした。ちなみに続刊である「自称悪役令嬢な妻の観察記録。」も面白かったです。