主人公は、間違えて買った恋愛小説に転生してしまった推理小説オタク。
全然興味のない恋愛小説だったから、結末もよく分からない(途中までしか読んでいないし、記憶もうっすら)。
そもそも私誰?……と思っていたら、なんとあの悪役令嬢・アイリーナだった!
「笑えないからああああ!!」
って心の中で叫んでいたら、会場で盗難事件が起こったようで…。
それを聞いたアイリーナ。
推理小説オタクの血が騒ぎ、華麗に解決するが、なんと黒幕は自分だった!?
こんなことでは、すぐに断頭送りになってしまう!と危機感を覚えたアイリーナは
ストーリーの先手を取り、舞踏会の前に王子に告白して振られようとするが…!
という始まりです。
この作品は、断罪回避して、死亡フラグ回避して、恋して…がメインになってる悪役令嬢ものではなく、ミステリーものの悪役令嬢。
普通のミステリー作品とも違って、悪役令嬢であることや小説の世界であることが存分に生かされたストーリーで読んでいてワクワクする作品です。
コメディ要素もたくさんあって、なによりもセリフのセンスがいい!!
ハラハラドキドキのミステリーと悪役令嬢であることゆえの笑い…めっちゃ面白いです。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
「たしかに私は悪役令嬢……でも犯人じゃなくってよ!」
本にまみれて死んだと思ったら、恋愛小説の悪役令嬢・アイリーナに生まれ変わっていた推理小説オタクの私。
物語どおりの未来が待っているのであれば、アイリーナ……つまり私は断頭台送りにされてしまう。
なんとかバッドエンドを回避しなきゃと思った矢先、王子殺害の濡れ衣を着せられてしまって――?
推理小説オタクの悪役令嬢×傲岸不遜な従者が贈る、異世界ライトミステリー!
感想
一番最初の事件の黒幕がなんと自分(アイリーナ)だったわけですが、周りの反応にめっちゃ爆笑。
もうこの時点で「面白い!」と心を掴まれました。
そんなアイリーナですが、今度は王子殺害の犯人疑惑をかけられます。
悪役令嬢だから…という理由もあるけど、そばにいたのがアイリーナだけだったから。
まさか王子が殺害されるとは思ってなかったけど、アイリーナの推理がお見事でした。
ただし、真犯人から一つの謎が残されます。
真犯人が残した謎、王子の従者だったヨルクとの契約…
そもそもヨルクは何者?本当にただの従者?たくさんの謎解きが楽しめそうです。