【ネタバレ感想】鈍感と溺愛の「私の推しは当て馬です! 転生して義弟を可愛がったらめちゃくちゃ執着されました」ホロリと泣けるとこもあって面白かった。

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。



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あらすじ

「俺はあんたのこと、いつだって女として見てた」


義弟からの一途な熱愛に貫かれる、転生ラブロマンス!


異世界ファンタジー漫画『ヴァルツェル皇国記』の世界に転生してしまった、オタクのゆり。


転生したキャラはモブ伯爵令嬢だけど、最愛の推し“アロイス”の義姉だった。


しかし漫画でのアロイスは当て馬役で、ヒロインとも結ばれず死亡エンドを迎えることになっている。


――かわいい弟を、最愛の推しを、ただの当て馬などにしてなるものか!


未来を変えてアロイスを幸せにしようとするが…。


「俺はずっと一生、姉上のお側にいたいのです」
「愛しています、姉上」


なぜか私が推しに溺愛されてます!?



感想

前世の最推しであり義弟の“アイロス”が戦争で孤独な死を迎えないように、幸せになれるようにと義姉・ユリアナが奮闘する物語。


そもそも戦争が起こらないようにと、前世の知識を活かしたユリアナの農業改革も面白かったし


何よりアイロスとユリアナの会話に何度も笑ってしまいました。


というのも、アイロスはユリアナを執着溺愛しているのですが(「愛してる」とか「側にいたい」とかちゃんと言葉にしてる)


自分の気持ちにもアイロスの気持ちにも鈍感なユリアナにはまったく伝わらず。


あまりにも鈍感で、キれたアイロスのヤンキーみたいな口調がギャップ萌えでした(不憫だけど)笑


ユリアナもユリアナで、地味かと思えば夜の蝶になったり破天荒な行動をしたり。


でも一生懸命だし、心の中のつぶやきは面白いし好感です。


こんな感じのすごく笑えるシーンが多い作品なのですが、泣けるシーンもあり。


なんと、前世の残された家族のシーンがあるのです。


転生もので、残された家族を描いたシーンって今までにあったかな…


今世の家族も優しい人たちで、前世の家族も優しい人たち。


前世の兄の言葉には号泣でした。