【ネタバレ感想】年の差恋愛をリアルに描いた「ヨソジの春」ほんわかしてちょっぴり切ない。

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。



>>試し読みはこちら


「好きですよ、坂上さんのこと」


無趣味で無特技、気付けば事務方一筋18年の坂上つぼみは、40歳の誕生日前日に急遽会社の展示会に駆り出される。


不慣れな仕事で戸惑うつぼみを助けてくれたのは、12歳年下の営業部のホープ、中嶌航平だった。


残業で深夜帰宅、帰路で誕生日を迎えたつぼみ。自らの将来に不安を感じ、涙を一筋流すところに駆け込んできた航平は、


つぼみに「好きです」と告げる――…。


誰にも選ばれずおひとり様を貫いてきたつぼみに四十路で初めて訪れた、遅すぎる春の行方は!?


もう40歳だから…と恋なんて諦めてるつぼみと


そんなつぼみの良さを見つけて、つぼみに告白をした28歳の中嶌くん。


自分の気持ちに気付いても


「私がとなりにいても許されるの?」


「周りから中嶌くんが悪く言われてしまったら…」


「なんで私40なんだろうなぁ」


と一歩踏み出すことを躊躇してしまうつぼみの心情がすごくリアルでした。


だけど、まっすぐな気持ちをぶつけてくる中嶌と付き合い始めたことによって


少しづつ前向きになっていって…変わり始めるつぼみが本当に素敵。


それに、中嶌くんもつぼみに負けずめっちゃいい男。


純粋でまっすぐなワンコ系男子だけど、それだけじゃなく


つぼみが遠慮しないように頼れる男になろうとするとことかキュンでした!!


中嶌くんの友達が言うように「好きだから」も大事だけど「先のこと」も大事。


年齢差の壁は付き合っていく過程で出てくると思うけど(それに再会したつぼみの元カレ・門倉部長のことも)


乗り越えられるくらいの絆を二人には築いてほしいです。


この作品、年の差恋愛がリアルに描かれていて…温かくてちょっぴり切なくて…


めっちゃ良い作品!!!ドラマ化しそうな気がします。