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「悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック9」に収録されてる作品の一つ「悪虐令嬢、触るな危険」。
悪虐令嬢・ミューリアの話を婚約者・アスター視点で描かれていて新鮮でした。
ストーリーは、自分に片思いをしている女から
「あなたの婚約者に教科書を切り裂かれて…もうアスター様にしか頼れないのです」
と泣きながら訴えられるアスターから。
この時のアスターの考えてることが面白くって
「めんどくさい」までは分かるけど
「ミューリアの仕業というのはありえない。ミューリアはそんなまどろっこしいやり方をするような甘い女ではない」
「僕を巻き込んで死にたいのか!?」
と。ミューリアは、それほどまでにヤバイ令嬢なのか…笑
それでも、アスターがミューリアと一緒にいるのは
家族に差し出されたから、人に興味がないから…そして自分に自信がないから。
ラスト近くまで、アスターがミューリアを愛していたのかが不明だったけど
読書が好きだったアスターが、亡きミューリアの日記を
何度も読み返してるとあり「愛」を感じました。
君との日々が僕の中で宝石のように光輝いてるって、ちょっと泣ける…。