「虐げられ乙女の幸せな嫁入り アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ
「わたくしの幸せは、今ここに」。
主人公は、慕っていた婚約者から「他に想う人ができた」と婚約破棄されてしまった桜花。
その半年後…突然、桜花は皇から呼び出されます。
もしかしたら…と期待をした桜花ですが
皇から告げられたのは
「和平のために隣国へ嫁いでくれ」
というもの。
悲しい気持ちを抱えながらも、皇様と民のためになるならと
桜花は隣国の世那国に嫁ぎますが…
という始まりです。
この作品で「ざまぁ」されるのは
桜花を裏切って傷つけたうえに、平和のためと断れない婚姻を押し付けた皇。
ただ、思っていた「ざまぁ」じゃなくて
ポンと皇の肩に手を置いて「お前はバカだな…」と言いたくなるような「ざまぁ」でした。
哀愁漂うというか…後悔してもすべて遅いというような。
それだけ桜花が幸せそうに笑っていたのです。
ずっと桜花を想っていた遥人…
過去のことから今が描かれているシーンは
ロマンチックでした。