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「悪役令嬢にハッピーエンドの祝福を!アンソロジーコミック 2巻」に収録されてる作品の一つ「推された悪役令嬢は毎日が恥ずかしい。けど幸せ」。
いつものアンソロージーに収録されてる作品とは、ちょっと違っていて面白かったです!
主人公は、婚約者を立てるために地味な装いをしている子爵令嬢・ルール―。
ある日、婚約者の浮気相手に挑発されて思わず手を挙げてしまったルールーに
一週間の謹慎(学園を)・学園卒業後に他国の修道院行きが言い渡されます。
謹慎後、再び学園に通い始めたルール―に皆は冷たい視線や陰口ばかり。
さらに嫌がらせもされるようになり…。
そんなある日、ルールーの前に現れたのは
「推しなんです!もし宜しければ…僕に応援させてはいただけないでしょうか!?」
という男性で…?
という始まりです。
「推し?」と思っていたら本格的に「推し活」をしていて笑ってしまいました。
うちわに書かれた「視線お願いします」とか裏に書かれた「笑って」とか。
そんな変わった猫背で陰が薄い男性・スザクに、ある意味心が救われたルールーですが
実は、救われたのはそのスザクの方だったというのも面白いところです。
いじめを受け止めることも、引き立てることもやめたルールーと
ルールーに協力したスザクの「ざまぁ」は本当に気持ちよかった~
それにしても、
「あなたを隣から生涯推す権利を頂けないでしょうか!」
というスザクのプロポーズがあんまりにもスザクっぽくて思わず微笑んでしまいました。