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「訳あり令嬢でしたが、溺愛されて今では幸せです アンソロジーコミック」に収録されている作品の一つ『私あの時、不幸でよかったです。』。
十数年経っても子供ができなかったことで、夫から離縁されたマリア。
愛のない結婚生活だったとはいえ、深く傷ついたマリアでしたが
そんなマリアに父親は
「次の結婚相手を捜してきた。ローヴァイン公爵家当主テオの元に嫁げ」
と命じます。
テオといえば、定年退役した老騎士。
こうして、マリアは30歳ほど年上のローヴァイン公爵・テオに嫁ぐことになり…
という始まりです。
この老騎士・テオが信じられないくらい紳士的で素敵な男性!!
「―――話相手が欲しい、それだけだ。勿論あわよくば愛されたい」
かっこいい……。
マリアも父親や夫から押し付けられていた「理想の女性像」によって
自分のしたいことも言いたいことも言えなくなってしまっていたけど
テオと出会ったことによって自分を解放できてよかったです。
短編だけど心が温まるストーリーでした。