ある目的のために悪事に手を染めていたジルベール宰相。
宰相でありながら国を裏切り続けて、法をねじ曲げるためにプライドの悪評を広めたジルベール…
これだけ聞くと、悪人のような気がしますが
彼には、悪に手を染めたとしても果たしたい目的があったのです。
その目的が泣ける。
ただ、目的はどうあれ「悪事は悪事」に変わりなく、プライドはジルベールを裁かなくてはいけません。
裁きを委ねられたプライドの決断は…!?
ということで、今回は「ジルベールが悪になった理由とプライドが下した裁き」についてです。
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悪事に手を染めるジルベール。その理由は…

国の宰相でありながら、悪事に手を染めたジルベール。
その理由は最愛の人・マリアンヌのためでした。
ジルベールとマリアンヌが出会ったのはジルベールが13歳の時。
両親を亡くし、物乞いや盗みをして生きていたジルベール…そんな彼を孤独から救ってくれたのがマリアンヌでした。
二人で過ごす幸せな時間…
しかし、そんなある日…マリアンヌの婚約が決まってしまい…。
どうしてもマリアンヌを離れたくないジルベール…身分差のある(マリアンヌは上流階級の令嬢)マリアンヌと共に生きる方法を模索しま
す。
そんな時、ジルベールは極めて稀な「年齢操作の特殊能力」を覚醒。
その能力で出世し「必ず迎えに行く(マリアンヌが婚約者に会う16歳になる前に)」とマリアンヌと約束をしたジルベールは、
その言葉通り、あらゆる知識を身に着けて宰相まで上り詰めます。
そして…
「是非とも私と婚約を。必ず貴方を幸せにしてみせます」
そう、マリアンヌとの約束を果たしたジルベール。
最愛の人と共に過ごす時間…二人は幸せな毎日を過ごします。
しかし…それは束の間の幸せでした。
なんと、マリアンヌが病に倒れてしまったのです。
しかも、国中の医者でも治すことができない難病。
もし、治すことができるとしたら「噂で聞いたことのある、病を癒す特殊能力者」だけ。
ジルベールは、その能力者を探すために悪事に手を染めたのです。
情報(病を癒す特殊能力者の)を手に入れるために、裏稼業の者と繋がったり、人身売買を見逃したり。
どんな汚い手段を使ってでもマリアンヌを助けたかったジルベール…しかし、無情にも病を癒す特殊能力者は見つかりませんでした。
今日亡くなる…?マリアンヌの命はもう…。
プライドの予知(前世の記憶)により、マリアンヌの命日が今日だということを知ったジルベール。
急いでマリアンヌの元に駆け付けますが…
一方、プライドはマリアンヌとジルベールを救うためにある人物を探します。
そう、それは「病を癒す特殊能力」を持つ人物……アーサー。
実は、この時にアーサーの特殊能力を知っていたのはプライドだけでした。
しかも、本来は5年後に発覚する能力…
アーサーの人生を大きく変えてしまうかもしれない、無責任なことをしていることも分かってる…でもマリアンヌを救いたい。その一心で、プライドはアーサーにお願いをします。
そして…
プライドが下す裁き「打ち明けない覚悟はありますか?」
マリアンヌの病が治り、プライドに感謝をするジルベール…
それと同時に自分の罪を告白します。
「どのような罰でも受ける覚悟はできております…」
自分の罪の裁きをプライドに委ねたジルベール…そんなジルベールにプライドは
プライド「貴方の所業をその口から聞いてしまった以上、許すわけにはいきません。ジルベール・バトラー、父上や母上に…全てを“打ち明けない”覚悟はありますか」
なんと、プライドは「悔いる気持ちがあるのなら宰相として国のために尽くし続けなさい」と裁きを下したのです。
宰相としての償い…国を裏切り続けてきたジルベールにとって、これほど重罰で救いはありませんでした。
まとめ
これがジルベールが悪事に手を染めた理由です。
マリアンヌを助けるために、すぐに行動しようとしたプライドと
ジルベールに複雑な思いがあるステイルの葛藤…
ずっとジルベールからプライドを守り続けていたステイルの涙にも、心を打たれました。
この漫画、早くアニメ化しないかな。
アニメでもぜひ観たい作品です。