王国騎士団「魔物討伐部隊」が魔物よりも恐れている憎っくきアイツ。
一度餌食となれば妻子との触れ合いはおろか、全力で避けれる。
何度でも蘇り、足元から忍びよる…そのアイツとは『水虫』のこと。
そんな水虫対策にも効果がある靴下と中敷きを開発したダリヤは(広めたのはヴォルフ)
「お礼が言いたい」と討伐部隊隊長に城に呼ばれます。
最初こそ、みんな(討伐部隊の人たち)紳士的だったのに
いつのまにかとんだサイコパスに笑!!
最後には、ダリヤまで(ヴォルフのせいで)「躊躇いの眼差し」を向けられることになり、めっちゃ笑いました。
今回はそのシーンについて書いていこうと思います。
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とんだサイコパスな紳士たち
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お礼とともに「水虫再発防止のための注意点」を聞く魔物討伐部隊の人たち。
ダリヤ「浴場のマットやタオルなど大勢が裸足で触れるものすべてがうつし合う原因になり得ます。なので皆さんで一緒に対策をなさる方が――」
討伐部隊隊長「なるほど。皆が足で触れる物すべてか。焼き払え(劇画タッチ)」
討伐部隊の人たち「応!!(劇画タッチ)」
ダリヤは、焼き払わなくても洗えば大丈夫と止めようとしますが
それどころか
ヴォルフ「隊長!巣を滅しても足に残党が潜んでいたら悲劇は終わりません。つまり一度全員の両足を切り落としてから神殿の治癒魔法で再生すれば――!」
討伐部隊の人たち「それだ!!」
ひらめいた!みたいな顔で「両足を切り落とす」と言ったヴォルフもヴォルフですが
「ナイスアイディア!」みたいなキラキラした顔で賛成する討伐部隊の人たちもサイコパスとしか言いようがありません。
ダリヤ嬢に向けられた『躊躇いの眼差し』
水虫に苦しんでいた討伐部隊人たち。
どうやらヴォルフは水虫ではなかったようですが
ダリヤの説明から「水虫なのでは?疑惑」が浮上します。
その時の討伐部隊の人たちの無言の温かいまなざし…
「新たな同胞(なかま)を歓迎するあたたかな眼差し!」
がまるで天使のよう笑
ですが、その眼差しはヴォルフの余計な一言でダリヤにも向けられることになります。
ヴォルフ「だって共同生活だとうつりやすくて、ずっとお父さんと二人暮らしだったってことは…(ダリヤの父は水虫だった)」
ダリヤがハッと後ろを振り返ると、ヴォルフの時と同じようにダリヤに眼差しを送る討伐部隊の人たち。
ですが、ヴォルフへのものとは少し違って
「同胞(仲間)と見なしていいものか躊躇いの眼差し!」
温かいけど、躊躇った表情をしている討伐部隊の人たちにめっちゃ笑いました。
まとめ
転生して、大好きな父と同じ道「魔導具師」の道を歩むダリヤ。
婚約者に裏切られたり、父親が亡くなったり、悲しいこともありますが
自立して前に進む姿は同じ女性としてかっこいいなと思います。
魔道具も見ていて面白いし、コメディ要素、恋愛要素もあるのでめっちゃおすすめです。