些細なことで喧嘩して「もう帰ってこなくていいよ」と父に言ってしまった「もも」。
それが父との最期の会話になってしまいます(父親は出張先で事故死してしまう)。
父が最期に遺したのは「ももへ」とだけ書かれた空白の手紙。
その後、母と二人だけになってしまったももは、瀬戸内の港町(島)に引っ越すのですが
父への後悔と慣れない生活にふさぎこむようになります。
そんなももの前に、突然3匹の妖怪が現れて――…!
という始まり。
片親になったことで「しっかりしなくちゃ」と無理をしてしまう母と慣れない生活と父への後悔で、島に馴染むことができないもも…
二人の葛藤が切なく、夫がいなくなった悲しみや重圧に耐えながら明るくふるまう母の姿に涙。
みどころは、親子の絆とももの成長、妖怪たちの使命。
妖怪たちは何故ももの前に現れたのか…想像しながらぜひ観てほしいです。