いつも冷静でクールなニコル。
そんなニコルもカタリナのことが好きなのですが、常識人のニコルはカタリナへの気持ちをひた隠しにしています(カタリナがジオルドの婚約者だから)。
しかし、ニコルの妹・ソフィアは大好きな兄・ニコルと大好きなカタリナが結ばれることを望んでいて、たびたび二人をくっつけるために画策して…
原作(ライトノベル)8巻では、そんなソフィアの二人をくっつけるための作戦がとんでもないことに!!
寝ぼけてやらかしてしまったニコル。目撃者は1人。どうやって揉み消したのか…
今日はその手腕について書いていこうと思います。
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ソフィアの計画
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お城に泊まったいつものメンバー。
ソフィアは、魔法省に入省してしまい中々会えなくなったカタリナとお泊りができることを喜びながらも
同じお城にいながら、兄・ニコルだけがカタリナに全然会えないことを不満に思います。
そこでソフィアはこのチャンスを逃してはいけない!と、ある作戦を考えるのですが…
その作戦とは…
朝のお茶会を三人で楽しむこと。
ただそれだけだったのに、とんでもないことに!
実は、この作戦はニコルにはサプライズだったのです。
そこで、ソフィアはカタリナと共に兄・ニコルを誘いにニコルの部屋を訪れるのですが…
寝ぼけたニコルがやらかした!!
朝のお茶会に誘うために、ニコルの部屋を訪れたカタリナとソフィア。
部屋の外から声をかけると
「……ああ、開いてる」
と返事があったもののニコルは眠ったままでした。
そこで、ソフィアはカタリナに起こしてもらうようにお願いするのですが…
なんと、ニコルは起こそうとしているカタリナを抱き寄せて…!
「……いい夢だな」
そう、寝ぼけているニコルは夢なのだと思い込み、ベッドにカタリナを抱き寄せてしまったのです。
そして…そして…
「愛してる」
と耳元で囁き、カタリナの頬にキス…。
吐息まじりの囁きに、ついにカタリナは気絶をしてしまいます。
状況を把握したニコル!目撃者への口止めがすごい笑
「あー…なんていい夢なんだ」と思っていたニコルですが、妙にリアルであることに違和感を覚えて目を覚まします。
すると、腕の中にはカタリナ、離れた場所にはポカーンと固まっている妹・ソフィア…
まさか…と思いつつソフィアに状況を確認することに。
「それでソフィアとカタリナは一緒に部屋に入ってきて、カタリナが俺を起こしてくれたというわけだが……そこからどうなった?」
「あの、その……」
顔を真っ赤にして言いよどむソフィアの姿を見て、さっきの出来事が夢ではなかったのだと理解するニコル。
あまりの事態に頭が真っ白になり、思考が停止しますが…
そこはさすがニコル!素早く対策を取ったのです。
「ソフィア、お茶会で俺を誘いに来たところでカタリナは貧血を起こして倒れてしまった。そのためソフィアの部屋で休ませることにした。そうだな」
「え、お兄様?」
「ここで起こったことは他言無用だ。この事態が知れれば俺もそうだが、それ以上にカタリナの経歴に傷がついてしまう。下手すれば社交界から爪はじきにされるかもしれない。」
「え、お兄様やカタリナ様の経歴に傷がついて爪はじきに……」
なんとニコルは素直なソフィアを言いくるめて、この出来事をなかったことにしてしまったのです。
感想
実は、ソフィアとニコルは何事もなかったかのように、気絶したカタリナをソフィアの部屋に移動させて
ニコルの言う通り「カタリナは貧血で倒れた」とカタリナに言うのですが
もう一度焦る展開になります。
その時のニコルもめっちゃ強引で面白かったし、ニコル目線のストーリーもすごくよかった!
なかなか見られないレアなニコルでした♡