自分の書いた黒歴史に翻弄される主人公「イアナ」。
誰からも信用されず、恐れられているけど…それでもフラグを折りつつ、愛すべきキャラたちを守ろうとします。
これだけを読むとシリアスな漫画のようですが、コメディ要素高め。黒歴史回想シーンも面白い!!
ではあらすじと感想(ネタバレあり)を書いていきますね。
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あらすじ
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「見つけたぞ!イアナ・マグノリア!!コノハ・マグノリア殺害未遂の容疑で逮捕する!!」
――私 この場面知ってる…?――
イアナって私が考えた物語の悪役の名…前…?
中学~高校にかけて作り上げた妄想の産物「黒歴史」のプロローグに転生した佐藤コノハ。
自分と同じ名前「コノハ」をヒロインにした物語だったのに、あろうことかコノハの敵「イアナ」に転生してしまいます。
追ってくる者たちから逃げるイアナ。
自分の好みを最大限取り入れたメインヒーロー「ギノフォード」に殺されかけるも、「コノハ」によって助けられます。
その後、三か月の謹慎処分となったイアナは辺境の領地へ。
心の中で「ありがとうコノハっ…ヒロイン万歳!」と思いますが…あることを思い出してしまいます。
確かイアナは伯爵家に雇われた男に、謹慎中に殺されてしま―――…う!?
ってオイイイイッ!!このままじゃ私死んじゃうよっ!!!!
その男とは、幼少期にコノハに助けられた「ソル」。助けられて以来、コノハに恋をしていて守りたいと願っている男。
そんな男が私付きの使用人!?自分を殺すと知っていて犯人と同居するバカがどこにいるの!?
と…とにかく、コノハとギノフォードにこれまでの無礼をお詫びして黒歴史から離れよう!!
しかし、当然そんなものを信用するものはおらず。
そんな中、ある事件が起こります。
コノハの身が危ない。何が起こるか分かっているけど、誰にも私の言葉なんて届かない…目も合わせてくれない…。
私の妄想がこんなにも罪深いものになるなんて。
しかしイアナは諦めません。
「死んでたまるかって前に傷つけてたまるか!!」
作中の傷を本物の傷にしないため、イアナはコノハ達を助けに向かい―――……。
ネタバレ感想
冒頭にも書きましたが、イアナの黒歴史回想シーンがめっちゃ面白いです。
特に母のツッコミ。ギノフォードの履歴書?を見て
「またこいつかぁぁぁぁぁぁ」
と叫んでるシーンがツボです。
さて、自分の黒歴史にイアナは、もう可哀想なくらい誰からの信用もありません。そして常にソルから命を狙われている状態。
しかし、そんなソルもコノハを守ろうとするイアナに混乱し始めます。
イアナがピンチになれば、すぐに駆け付けて
「コノハの横に立つことがふさわしいのか、自分が見極めるまで勝手に死んでは困ります」
と言ったり
「もし、あなたの目が覚めていなかったら――…私は一生後悔したでしょう――…」
と言ったり。
このセリフ、通常の少女漫画なら胸キュンシーンなのでしょうけど、イアナには通用しません笑
『自分の手で暗殺したいってことなのかな。』
とか
『自首を勧められてる!?』
と、そんなことを考えています笑
せっかくソルが用意してくれた薬でさえも毒殺!?と思っているくらいですからね、イアナは。
もともと、ソルの役目はイアナは殺すこと。仕方ないと言えば仕方ないですけど笑
今後のソルとイアナの展開にかなり期待です♡(引用元:冬夏アキハル「転生悪女の黒歴史」より)