ピッコマ独占の「悪女は砂時計をひっくり返す」。
母を殺し、姉である主人公「アリア」をも殺そうとした妹「エミール」。
死の直前で過去に戻ることができたアリアは、妹を越える悪女になって死ぬほうがましだと思わせるような復讐を決意する…そんなストーリーです。
読み始めて5分間くらいは女の陰湿な戦いにゾッ。この作品はこういう感じの漫画かと思いきや…突然のハラハラドキドキ展で思わず課金してしまいました(先読み)!!
では、あらすじや感想、結末予想などを書いていこうと思います。
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登場人物
アリア
- 物語の主人公
- 売春婦だった母が伯爵と結婚したことで貴族になる
- エミールに嵌められたことで(死の直前で嵌められたことを知る)母を殺され、自分も殺されそうになるが死の直前で過去に戻る
- エミールに復讐しようと決意
エミール
- アリアの妹
- 売春婦だったアリアの母、そしてアリアを一目見た瞬間から「二人を殺したい」と思っていた
- アリアが苦しむ姿を見ることが好き
オスカー
- エミールの婚約者
イシース公女
- オスカーの姉
- したたかで賢い
- 貴族の中心のような人物
- もっと力をつけるために弟とエミールを結婚させようと考えている
あらすじ
売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
ここが見どころ(ネタバレあり)
人の優しさも利用する…復讐を目論むアリアの恐さ
エミールの本性にも問題ありですが、アリアのやり方も恐ろしい。
エミールに復讐をするために優しい人たちを利用するのです。
その一人が家庭教師のサラ先生。未来で公爵夫人になる女性です。
今は地位が低くても、後に公爵夫人となるサラ先生。アリアはそれを利用しようと考えたのです。
サラ先生は明るく聡明(なように見せているだけ)なアリアをとても可愛がっています。
そんなアリアに悪い噂があることを悲しんでいてその誤解を解こうとしてくれたり(実際は噂通り)、アリアが楽しそうだと自分のことを喜んたり。
子供好きでとても優しいサラ先生。そんなサラ先生に笑顔で抱きつき「大好き」と言いながら、心の中で…
私の力になってね。こんなにも利用しやすいとはね…やっぱりサラ先生が一番好き…
復讐のために、優しい人たちを利用するアリアにゾッとします。
笑顔の裏で陰湿な女の戦い
エミールの婚約者であるオスカー。アリアはエミールに復讐をするためにオスカー(アリアはオスカーに興味はない)に近付きます。
エミールを出し抜くためにハンカチ(刺繍が入ったハンカチには意味がある)を渡したり、オスカーの優しさを利用してか弱いふりをしたり。
エミールは自分が知らないうちにオスカーとアリアが仲良くなっていて焦りを隠せません。
そして、エミールは……なんとアリアが乗る馬車に細工をして殺そうと考えます。
その策略はアリアが気付いたことにより失敗しますが、女の陰湿な戦いは止まりません笑
謎の青年「アース」
修理に出していた砂時計を受け取るために修理屋を訪れたアリア。
直してくれた腕のいいおじいさんに感謝の気持ちを伝えたかったのか、帰り際にアリアはついあることを口にしてしまいます。
「その競売参加チケットは払い戻した方がいいと思うわ」
「……え?」
「使えないから」
レジの横に置いてあった競売参加チケット。カジノが主催する競売参加チケットなのですが、アリアはもうじき皇太子によって禁止されることを知っていたのです。
アリアのアドバイスにあたふたするおじいさん。ですが、それ以上にアリアの発言に驚いた人物がいました。
それは、店内にいた黒いコートを着た青い目の男性。アリアの従者を殴り、アリアの腕を強く掴みます。
「どういうことだ?なぜそんなこと言ったんだ」
「!?」
「なぜ、そんなこと言ったんだ?なぜかと聞いてるんだ!聞こえないふりをするなら、手を出すしか方法はないな」
彼の名はアース。このアースとの出会いがアリアの運命を大きく変えていくのです。
結末予想
いくつか予想できるポイントを書いてから、結末予想をしたいと思います。
謎の青年「アース」の正体とその目的
アリアが出会った謎の青年「アース」。その正体は……皇太子です。
ですが、アースが皇太子であることはアリアはまだ知りません。アースに「何者なの?」と聞いてもアースは「今はまだ言えない」としか答えないのです。
その理由はこの国が抱えている問題にあります。
実はこの国は皇太子派と貴族派に分かれており、貴族派の勢力の方が強い。アリアも貴族…そんな貴族を前にして何も言えない自分など…今はまだ名乗らない方がいいだろうと考えたのです。
国を腐敗させている貴族たちの存在。皇太子とその一派は貴族の勢力を削ぐために裏で動いています。
そんな時に出会ったのがアリア。聡明で自分の立場も理解しているアリアにアースは惹かれていって――…。
オスカーを縛る存在
オスカーの後ろには姉「イシース公女」がいます。皇家の次に権力をもつ貴族「プレデリック家」の権力者。
賢くしたたかで、すでに皇太子妃になるという噂(イシース公女が皇太子派に圧力をかけるために自分で流した嘘の噂)もあるイシース公女。
自分の権力をもっとつけるためにオスカーとエミールを結婚させようと考えています。しかし、実はオスカーの気持ちはアリアに…。
その噂を知ったイシース公女は、オスカーの気持ちを無視してエミールとくっつけるために……。
これにより、アリアはショックを受けますが公女の仕業だと知ったアリアはある行動を起こします。
公女への対抗策としてアリアが起こしたことは…
庶民の新聞で国内の情勢を学んでいるアリア。ある日、貴族が取引先を奪われるという記事を目にします。
これは確か…下級貴族が犯人だったはず。これをうまく利用できないかしら…?
そう考えたアリアはこの事件を利用して砂糖を買い占めることにして――…。
結末予想
読み始めた時は恋愛絡みのみの復讐かと思いましたが、もっと壮大な結末を迎えそうです。
砂時計を持っているアリアは、時を戻すこともできるし過去の知識もある。皇太子が自分の身分を明かさないところを見ると、皇太子たちの集いでつい自分の意見として過去の話をするのでしょう。(今後どうなってしまうのか)
皇太子派についているわけではないけど、自分が知らないうちに皇太子たちにアドバイスをしてしまい、それが貴族を潰すきっかになるのではないでしょうか。
もちろん貴族であるアリアの家も潰されるでしょう。アリア自身は砂糖を買い占めているので大丈夫だと思いますが、エミールはどうでしょうか。
勢力のある貴族と弟を結婚させようと考えている公女が、潰された家の娘(エミール)などと結婚させるでしょうか。
当然、エミールとの婚約など破棄させますよね。家も潰れて婚約も破棄…これこそ復讐になると思います。
最後はオスカーと公女の家も潰れると思いますが、オスカーはアリアに気持ちを伝えてそのまま去りそう。
なぜなら、アリアの側には皇太子がいるから。
ただ、皇太子が自分の身分を明かすのはこの漫画のラストではないかと予想しています。
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