【ネタバレ感想】ほのぼの悪役令嬢「加護なし令嬢の小さな村 ~さあ、領地運営を始めましょう!~」

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。


タイトルを見た時は、ハラハラ展開?と思っていましたがほのぼの「転生系悪役令嬢ストーリー」でした!


婚約破棄される予定の王子さまも主人公(悪役令嬢)にデレデレで、登場する人達がみんないい人で優しい世界です。


疲れている心を癒してくれる「加護なし令嬢の小さな村 ~さあ、領地運営を始めましょう!~」!!


では、あらすじと感想を書いていきますね。


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あらすじ

加護なし令嬢の小さな村 〜さあ、領地運営を始めましょう!〜 1

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神に見放された美しき令嬢

誰しもにある「祝福の印」。すべての人たちが神々ないし精霊からの加護を得るはずですが、主人公「ツェリシナ」にはそれがありませんでした。


加護がないことで周囲から下に見られていたツェリシナ。自分が外へ出ることで優しい両親が恥をかかないように、家に引きこもってしまったのです。

彼を絶対に死なせない!

加護なしで引きこもりのご令嬢「ツェリシナ」。実は彼女には前世の記憶があります。この世界は前世で大好きだったゲームの世界。


悪役令嬢として転生したツェリシナは、幼馴染で婚約者の王子ソラティークに婚約破棄を言い渡される運命です。


ソラティークは、自分を捨ててゲームのヒロインと恋に落ちる…それがゲームの運命。だけどそこにはある懸念がありました。


バッドエンド(ソラティークがヒロインとハッピーエンドにならない)だと、嫉妬にかられたツェリシナがソラティークとヒロインを毒殺してしまうのです。


自分がそんなことをするとは思えないけど、ゲームの強制力でシナリオ通りに動いてしまうかもしれない…自分が死ぬのは嫌だけど、ソラティーク様が死ぬのはもっと嫌!!


こうして、ツェリシナはソラティークが死なないように「二人のハッピーエンド」を笑顔で祝福しようと誓うのでした。



視察で出会った一人の男性、そして――…

婚約破棄をされることを知っているツェリシナ。国外追放をされた後は、自立をするために領地運営をしたいと考えていました。このゲームの醍醐味は


「自分の領地を持ち、加護の力で大樹を育て村を発展させていくこと」


領主は自分の加護の力で領地を豊にしていくのです。しかし、そこに一つ問題が。


「でも私には大樹も領地もないしなぁ…待てよ!お父様の領地を借りればいいんだ!」


こうして、さっそく領地(父の領地)の視察に行くことにしたツェリシナ。


そこでツェリシナはある青年(スラムで育った青年)と出会います。


彼の名はヒスイ。ツェリシナがスリに合って困っていたところを助けてくれた青年です。何かお礼を…とツェリシナが言うと、彼は


「友達を助けてくれ」


と。その友達とはまさかのモフモフの神獣(トーイ)でした。神獣と言えばめったにその姿を見ることができない存在。それなのに…


両親のいないヒスイは幼い頃からずっとトーイと二人で生きてきたと言います。


神獣と二人で生きてきたなんて…驚きつつも、ツェリシナはケガをしているトーイ(神獣)とヒスイを領地の屋敷へと連れていくのでした。


一晩でトーイも元気になり、一安心。そしてツェリシナはヒスイにある提案をします。


「…あのですね。ヒスイがよければ…なんですが、わたくしの下で働きませんか?」


「わたくしは、この町で一人で生活できるようになりたいと思っています。この町のことをあまり知らないのでヒスイに教えて頂きたいのです」


「…おれは礼儀も知らないし、できることも少ない」


礼儀も知らない、敬語も使えないヒスイは返事に迷いますが、トーイの後押しにより承諾するのでした。


え?ヒロインとはもう出会ってるよね!?思ってたのと何か違う!?

ヒロインに攻略され始めてるはずなのに、なぜかツェリシナにデレデレなソラティーク。


お見合い相手(ツェリシナ)の書類を見て、


「私がいるのになぜ他の男を探す?」「私では不服ということか?」


とツェリシナに追及(嫉妬)するは、ヒスイに嫉妬して剣を抜こうとするは…ツェリシナのことが大好きなソラティーク。


あれ?まだヒロインの好感度が上がってないのかしら…?とツェリシナは疑問に思いますが…。


領地を作って自立しよう!

条件付きで父親の領地(第二地区)を任されることになったツェリシナ。


しかし、そこにあるのは村が一つだけ。ヒスイの話によると、ハルミル町のスラムから何人かが流れて作った村のようです。


さっそくヒスイとトーイと共に第二地区を見に行くことにしたツェリシナ。


その村で暮らしているのは大人が7人、子供が7人。血のつながりはありませんが、支え合って生きていました。


土が痩せて作物が育たない大地――そんな第二地区で暮らす優しい村の人たちの生活を守るため、ツェリシナは領主として頑張ろうと誓います。


さっそく大樹を植えて、畑を耕して、そして―――…。


感想

みんないい人たちでほのぼの読める「加護なし令嬢の小さな村 ~さあ、領地運営を始めましょう!~」。神獣のトーイも見た目は犬(サモエドみたいな感じ)で本当に癒ししかない漫画です♡


ツェリシナのことが大好きなのに信じてもらえないソラティークはちょっと不憫だけど笑


さて、加護なしだと言われているツェリシナですが…多分加護はありますね。いや、絶対。神の加護がないと懐かないトーイに懐かれてるし、大樹がすぐに育ちましたもん。瞳の奥なのかな。ヒスイだけが気付いたようです。


加護があるということは、領地も成功するということ。でも、だとしたら婚約は……?笑


今後の展開が楽しみです!