健気で可愛い主人公「リリアーナ」。そんな彼女の夫(政略結婚)は使用人に罵倒されるほどの最低男「ウィリアム」!!
でしたが…まさかの記憶喪失で妻に一目惚れしてしまいます笑
記憶を失くして、急に妻を溺愛し始めるウィリアムとそんなウィリアムを罵倒する使用人たち(みんなリリアーナのことが大好き)笑
ウィリアムの溺愛っぷりだけではなく、使用人たちも面白いです。
そんな「記憶喪失の侯爵様に溺愛されています これは偽りの幸福ですか?」のあらすじや結末予想を書いていきますね。
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登場人物
リリアーナ
- 実の母親が亡くなった後、継母にいじめられて育ってきた
- 嫁いできた当初は、トラウマにより人前で食事をすることができなかった。そのため、使用人たちから誤解を受けていた(最初は高飛車だと思われていた)が事情をしった使用人たちから大切にされるようになる。
- ウィリアムとは政略結婚。実父の借金の肩代わりに差し出された
ウィリアム
- 騎士団長
- 女嫌いで記憶を失くす前は、リリアーナと会うことはなかった(結婚してるけど)
- 記憶を失くしてからは一目惚れしたリリアーナを溺愛するように
あらすじ
政略結婚
「いいか。君と結婚したのはその方が私にとって都合がよかったからだ。」
父が賭博で作った借金の肩代わりに差し出された(政略結婚)リリアーナ。
実はウィリアムは有名な女嫌いでした。
自分の都合だけでリリアーナと結婚したウィリアムは、結婚して一年たった今も妻の名前しか知りません。
そして、リリアーナを一年間放置し続け(結婚式以来会っていない)…あろうことか結婚した日ですら式の直後に仕事に行ってしまったのです。
つまり二人の間に愛はなく、それどころかお互いのことを全く知らないのでした。
「貴方は誰ですか?」――旦那様が記憶喪失
そんな中、ウィリアムは訓練中に転んで頭を強く打ってしまい記憶を失ってしまいます。
自分のことも家族のことも使用人のことも覚えていないウィリアム。そしてリリアーナのことも忘れてしまったのです。
心優しいリリアーナは、不安であろうウィリアムを心配して思わず声をかけます。
「大丈夫ですよ!旦那様」
すると…
「貴方のような麗しい女性が妻だとは本当ですか?」
「ひえっっ」
見たことも聞いたこともないウィリアムの甘い言葉と笑顔におののくリリアーナ。
そんなリリアーナを気にすることもなくウィリアムは続けます。
「私は妻である貴方のことを忘れてしまった薄情な夫ですが、見限らずにいてくださいますか?」
自分のことも分からず、声をかけてくる全ての人の記憶がない。それがどんなに恐ろしいことか…安心できるようにせめて笑顔で…と思ったリリアーナは
「至らぬ点ばかりの妻ですが、私がお傍におりますのでなんなりとお申し付けくださいね」
と微笑むのでした。
そんなリリアーナを抱きしめるウィリアム。
しかし、そんなことをされたことがないリリアーナは…
「離してください!」
「嫌だ。君は私の妻だろう?」
「それはそうなのですが……」
「…私は君の心地よい温もりさえ忘れてしまったのか」
そこにリリアーナ付きの侍女が…
罵倒する侍女
「そこまでです。お言葉ですが旦那様、旦那様は奥様のお名前しか知らないはずでございます。結婚してからこの一年、旦那様は奥様と夜を共にしたことはございません」
リリアーヌ付きの侍女「エルサ」は、フレデリック(執事)にリリアーヌの耳をふさいでもらい続けます。
「女嫌いで有名な旦那様はご自分の都合だけで奥様と結婚したのです。
そしてこの一年、貴方は屋敷にほとんど帰ってこず奥様を放置した。
自分の身勝手さを省みず屋敷に閉じ込めておいたくせに…記憶がなくなってから奥様の魅力に気付くだなんて遅すぎます。
ふざけんのもいい加減にしろよ!!節操なしの糞野郎が!!」
エルサの言葉に自分がいかに最低な夫だったかということを思い知ったウィリアム。
過去を反省しつつもリリアーナへのアプローチが始まり…
妻を溺愛するウィリアム
妻を溺愛するようになったウィリアム。
セドリックに嫉妬したり、リリアーナにドレスをプレゼントしたり。
ただ、花をプレゼントしようとした時は、リリアーナ大好きな庭師(老人)に断られて渡すことができないというこもありました笑
そんな日々を嬉しくも思いながら、その一方でリリアーナは不安を抱き始めます。
もし、旦那様の記憶が戻ったら…また嫌われてしまうのではないかと…
結末予想
ポイントとなるのはウィリアムの記憶が戻るか戻らないかという点。
きっと戻るでしょうね。
「記憶が戻ったら…」なんて不安をリリアーナがいつまでも抱いてるわけにはいかないでしょうし(リリアーナが可哀想)。
さて、戻ったあとにリリアーナへの気持ちは変わらないと思いますが、ウィリアムは苦しむことになると思います。
それは「ウィリアムが女嫌いになった理由」にあるのではないかと。(記憶喪失になったのも関係してそう)
フレデリックがウィリアムに話すことができない(ウィリアムのために話さない)というところをみると、よっぽどのことがあったのでしょう。
例えば、幼少期に襲われそうになったことがあるとか…騙されたことがあるとか。もしくは実の母に殺されそうになったとか。
それをウィリアムが克服していく展開じゃないかと思います。そしてそれを支えるのがリリアーナ。
あ、もしかしたらそこにセドリック(リリアーナの実母弟)も絡むかもしれません♡