LINEマンガ(アプリ)の新連載『主役の初体験、私が奪っちゃいました』。
少し変わったロマンスファンタジーなんですが、無料分を読んだら想像以上にハマってしまって予定外の課金(先読み)をしてしまいました笑
今回はそんな『主役の初体験、私が奪っちゃいました』について書いていきます!ネタバレがあるので注意してくださいね。
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登場人物
リプリー
大好きな恋愛ファンタジ―の小説の脇役に転生した平凡な女大生。
主人公とヒロインの幸せを祈りながら伯爵令嬢としての人生を満喫しようとしたが…。
イングリード公爵
とにかくイケメンのイカれた男。不幸な幼少期を送ったせいで人嫌いになり、他人に対する優しさを持ち合わせていない。
自分に盾つく貴族を容赦なく潰すのは当たり前で、その冷酷非道っぷりは、相手が女性でも例外ではない。
エトワール
小説のヒロイン。本当はイングリード公爵と結ばれるはずだったが…。明るくて優しいリプリーのことが大好き。
あらすじ
大好きな恋愛ファンタジー小説の脇役「リプリー」として目が覚めた平凡な女大生。
誰にも注目されずに、主人公とヒロインの幸せを祈りながら伯爵令嬢としての人生を満喫しようとしたのに・・・ 酔った勢いで一夜を過ごした相手がよりによって主人公だった!?
「大人の男女が初夜を過ごしたんだ。お互いに責任を取るのがスジだと思わないか?」
絶対ヒロインになりたくない女xそんな彼女を絶対諦めない男 少し変わったロマンスファンタジーが始まる!
目が覚めたら、隣には裸の…「イングリード公爵」!?やばい、酔ってたから記憶がない!!
大好きな小説の主人公「エトワール」の誕生日パーティーに出席した「リプリー」。
「エトワール」には幸せになってほしくて「これから起こることへの警告」が頭をよぎりますが、余計なことを言って原作のストーリーを変えてしまってはいけない…と口をつぐみます。
よーし、今日はとことん飲んで楽しもう!
美味しいお酒に気分を入れかえて、今日は楽しもうとお酒を飲むリプリーでしたが、目が覚めると……
何がどうなってるの!?
目が覚めると、なぜか裸でベッド。隣にいる男性も裸…これって……。しかもその男性は、まさかのイングリード公爵だったのです。
小説のヒロインと結ばれる男性と寝てしまったリプリー。
どうしてこんなことになったのか何も覚えていないけど、「あなたには運命の人がいるから、今日のことはなかったことに…」って言いたい。でも…どうやって説明したらいいの!?
しかし、そんなリプリーの悩みなど知ったことではないイングリードは、リプリーに追い打ちをかけます。
「成人男女が交わることはよくあることだと思ってるのかな?クールにサヨナラして終わりにしようと思うなよ」
「もし、そのつもりなら―――二度とそんなことを考えられぬよう…その小さくて可愛い頭を―――ぶっ壊してやるぞ」
最悪だ!!なんでヒロインの男に(なる予定だった)手を出したんだ!と自分の行いを悔やむリプリー。
だけど、あの恐ろしいイングリード公爵に逆らったら殺されてしまうかもしれない。
こうして、リプリーはイングリード公爵の
「大人の男女が初夜を過ごしたんだ。お互いに責任を取るのがスジだと思わないか?」
という言葉をとりあえず受け入れる(表面上)ことにしたのです。
あのパーティーで何があったの!?まさかの私も想像以上に…
酔っぱらっていて、パーティーの日の記憶がまったくないリプリーは、何があったのかを聞くためにエトワールに会いにいきます。
しかし、エトワールから聞くあの日の話は、想像以上で…
「陽気なリプリー様のおかげで楽しいパーティーになりました!」
陽気…?
「ジャグリングが得意だったのですね」
「え?ジャグリングですか?」
「みかんでジャグリングをご披露なさって、会場の皆さんもとても楽しんでいらっしゃいました」
伯爵令嬢が……ジャグリングとは…
「それに、リプリー様が作ってくださったお酒も大好評でしたわ」
「あたしが作った…お酒とは?」
「『爆弾酒』だと伺いました。あまりに美味しくて爆弾酒を頂くために、皆さんが並んでましたわ」
想像以上の醜態に恥ずかしくなるリプリー。声を震わせながらエトワールに謝罪をします。しかし、エトワールはそんなリプリーに…
「謝らないでください。リプリー様のおかげで楽しいパーティーでした。とても盛り上がって、あのイングリード公爵様がお代わりなさったくらいです」
「公爵様が?」
「はい。でもリプリー様がその場で断ったときは肝を冷やしました」
「あたしが…公爵様の要求を断ったんですか?」
「はい。割り込むのは非常識だから後ろに並べとおっしゃいました」
その事実を知ったリプリーは、よく自分が生きていたなと思います。しかし、ここでチャンスが到来します。
イングリード公爵の話になったことによって、現在イングリードのことを良く思っていないエトワールに、イングリードの良さを伝えるチャンスが来たのです。
原作を元に戻すために、必死でイングリードの良さを伝えるリプリー。しかし、事態は思わぬ方向に転がってしまいます。
「みんなが恐れている公爵様のいい噂をわざわざ探すなんて、リプリー様はとてもいい方なんですね!」
「心を奪われてしまいました」
は?
「明るくて面白くて、みんなが恐れる公爵様にお話しする姿がとてもステキでしたの。わたくしとお友達になってください」
原作ではエトワールに友達なんていなかったはず…これ以上原作を変えてはいけないと思うリプリーですが…
こうなったら何としてでも私のことを諦めさせてやる!
イングリードの優しさに触れ、トキメいてしまうこともあるリプリー。
しかし、前世の悲しい記憶から…何としてでもイングリードには、自分を諦めてもらおうと行動を起こします。
イングリードとエトワールを合わせてみたり(目で殺される)、悪女になってみたり(笑顔で殺される)。
極めつけには「ブサイクになる」「なまけ者になる」「アホになる」をテーマに嫌われる女を目指します。
アホ面をしながら笑い、土をつけてイングリードの前に登場。しかし、思いっきり失敗(何なら褒められる)します。
こんなにも諦めてもらうために頑張ってるのに…。
一体、脇役のリプリーをそんなに好きな理由は何でしょうか。
イングリードの想い―――あの日の記憶
パーティーのあの夜。酔っぱらっていたリプリーはみんなに「爆弾酒」を振舞っていました。そこに割り込んできたのがイングリード公爵。リプリーは
「ちゃんと並んでください。ルールってものを知らないの?イケメンなのに常識がないわね」
と断ります。そんなリプリーに腹を立てるイングリードでしたが、酔っ払い相手に口論しても見苦しいだけだ!とその場を去るのでした。
その後、イングリードはテラスでリプリーに声をかけられます。
「あれ?さっきの人だ。イングリード公爵を見かけてませんか?主人公だから会ってみたいんだけど、みんな金髪で青い瞳をしているから誰が誰だかわからなくて…」
かなり酔っているリプリーの様子から「私がイングリードだということが分からないんだな。」と思うイングリード本人。
「…会ってどうするんだ?」
「まあ…本当にイケメンかどうか…の確認?]
リプリの返答に驚くイングリード。それもそのはず…イングリードは周りから恐れられているのだから。
「そなたは怖くないようだな」
「怖いって公爵がですか?」
「ああ。噂によると平気で人を殺し、気に入らない貴族は家柄をお取り潰しにする人間らしいぞ。」
「でも理由がなくそんなことする人じゃないですよ」
「そなたが好奇心で会いたがっているイングリード公爵は、母親も義理の兄たちも死に追いやった。ちまたでは――ゼロニス(イングリード)が公爵になるために父親を毒殺したという噂も流れてる。あの公爵は呪われてるんだ。」
小説を読んで「イングリードも被害者であることを…大人の都合で振り回されてつらい幼少期を送ったことを」知っているリプリーは、その話に怒りを覚えて「なんて失礼な人なの」と彼の手を叩きます。
何故、何も知らない彼女が自分のために怒っているのだろう…。不思議な気持ちを抱きながらイングリードはリプリーに聞きます。
「…もし、公爵に会ったらどのような話を?」
「あなたのせいではありません。ゼロニス、あなたは何も悪くないですよ」
初めて誰かに言われた言葉。自分を責め続けていたイングリードは、リプリーの言葉に救われ…そして、恋に落ちたのです。
今後の展開予想& 感想
リプリーの言葉に救われ「愛」を知ったイングリード。
そのため、小説で読んだキャラクターよりも優しくて素敵な男性になりました(脅したり圧力をかけるけど)。
そんなイングリードにリプリーもキュンとしてしまうこともありますが…かたくなに婚約を拒否。
それは、どうやら前世での記憶からくるもの。まだはっきり描かれてるわけではありませんが、友達の彼氏のことで友情が壊れてしまったようです。
多分、友達の彼氏がリプリーのことを好きになって…誤解を受けて…という感じなんじゃないかな。
前世のことだとは言え、リプリーにとって忘れたくても忘れられない記憶。
エトワールはライバルにならないような気がするので(リプリーのことが大好きだし、そもそもイングリードに興味なし)、二人の恋を阻むものがあるとしたらリプリーの記憶なのだと思います。
もしかしたら、前世の友達も転生してるかも!それで前世と同じ展開になって……この小説の世界で友情を取り戻すという展開とか!その過程でリプリーを支えたのがイングリードで二人も結ばれて……♡
まだ、始まったばかりの漫画ですが、今後の展開が楽しみです♡