他の妖怪とは桁違いの妖力を持ち、祟りから隠世を守っている「隠世姫」。
そんな隠世姫とヤヒコにどんな関係があるのか、そしてヤヒコが隠世に帰れない理由って…?
今回はヤヒコの正体や隠世姫との関係性、そして帰れない理由について書こうと思います。
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ついに明かされるヤヒコの正体!

隠世姫が病にかかり、祟りの脅威にさらされている隠世。
そんな中、禅子からヤヒコが風邪を引いたと聞きます。いつもだったら仕事を優先する安倍ですが、この日だけは何故かヤヒコの見舞いを優先することに。
ヤヒコはいつも通り「遊ぼう!」と元気そうに見えましたが、禅子から聞いていた症状よりも重く、熱も高い様子。そこで芦屋は
「ヤヒコを隠世へ祓ってコウラに診てもいましょう」
と提案します。しかし、ヤヒコはそれを断固拒否。絶対に隠世へは行かないと暴れ出します。
咳をしながら駄々をこねるヤヒコ。そんなヤヒコを見て安倍はある決意をします。
「…祓うつもりは毛頭ございません。隠世へ行けぬ事情は承知しております。どうか今はご静養願います。隠世姫の兄君…隠世下鴨御祖彦様」
そうです、ヤヒコの正体は隠世姫の兄だったのです。
実は、安倍はヤヒコが隠世姫の兄だと気付いていましたが、ヤヒコが自分の正体を明かさない=気付かれたくないのだろうと判断していたので、今まで通り接していました。
なぜヤヒコは隠世に帰ることができないのか。
ヤヒコがどうしても隠世に帰ることができない理由…それは、隠世の扉に関係しています。
実は「隠世に隠世姫」「現世にヤヒコ」がいることで相互関係が成立し、隠世の扉が開かれるのです。
もし、ヤヒコが隠世に帰るようなことがあれば、その関係性は崩れて扉は消滅してしまうことに。
ヤヒコは隠世の扉を守るために現世にとどまり続けているのです。
まとめ
4巻から登場しているヤヒコ。初登場の時にこんなシーン(安倍とヤヒコの会話)がありました。
「現世より隠世の方が遊び相手も多い…どうする?隠世へ祓うか?」
「ボクにいなくなって欲しい?キミのことを疑って、試すようなことをしたボクとはもう遊びたくなくなった?」
遊ぶことが大好きなヤヒコ。
でも妖怪が視える人間なんて、そうそういないし…妖怪がいたとしても隠世に帰ってしまう。
ヤヒコが安倍に自分の正体を明かさなかったのも、一緒に遊びたかったからだということから、ヤヒコの寂しさが伺えます。
ヤヒコが芦屋だけに冷たい?のは遊び相手の安倍が盗られたような気持ちだからなのかもしれませんね!