ニュースで元TOKIOの「山口達也」さんを見ていると、アカデミー賞などにノミネートされた感動の名作「ウォルト・ディズニーの約束」と重なってしまいます。
観たことありますか?
ウォルト・ディズニーの約束は、2013年に公開されたミュージカル映画「メリーポピンズ」の制作秘話を描いたヒューマン映画です。
今回はそんな「感動の名作映画」と「元TOKIOの山口さん」が何故重なってしまうのか…その理由について書いていこうと思います。(ネタバレあるので注意です)
映画「ウォルト・ディズニーの約束」ってどんな話?
ウォルトディズニーは、 「メリーポピンズ」が大好きな娘との約束を果たすために、作者である「トラヴァース」に映画化を熱望。
しかし、トラヴァースはかたくなに首を縦に振ろうとはしません。
代理人の勧めでようやく、映画化を承諾しますが
「アニメーションをいれないこと、ミュージカルもダメ。脚本はトラヴァースの承諾を得ること」
という厳しい条件付き。
それもこれも、彼女にはどうしても「メリーポピンズ」を人の手で汚されたくないという苦悩と葛藤があったからです。
そして、彼女が描いた「メリーポピンズ」には彼女の叶わない願いが込められていたから。
彼女の苦悩と葛藤とはいったい何か?
メリーポピンズに込めた願いとは?
この映画はトラヴァースの幼少期の体験とリアルな葛藤、苦悩が見どころ。涙なしでは見られないストーリーです。
トラヴァースの幼少期と元TOKIOの山口達也さん
そもそも「メリーポピンズ」とはどういうお話でしょうか。
メリーポピンズは、問題のある家族の元に「傘をさして空から舞い降りた不思議な乳母」の話。
この乳母「メリーポピンズ」が歌と魔法で家族を幸せへと導いていくというストーリーです。
実は、このメリーポピンズの話はトラヴァースの幼少期の悲しい体験が深く関わっています。しかし、ラストだけが違うのです…。
そう、トラヴァースの一家にはある問題がありました。それは、トラヴァースの大好きだったお父さん。
トラヴァースのお父さんは仕事のストレスからアルコールに溺れていました。
そのせいでお母さんは自殺を図ろうとし(未遂でしたが)、大好きなお父さんのことをみんなが悪く言う。
そして……最後には大好きだったお父さんもアルコールが原因で亡くなってしまいます。
この描写がとてもリアルで印象に残っているんですが、山口達也さんのニュースを見ていると、どうしてもこのシーンが頭をよぎります。(ご健在だから不謹慎かもしれないけど)
山口達也さんのことを、見放さないで大切に思ってくれている人達のためにも、お酒を断ってくれたらいいなと思います。
幼少期の体験から描かれた「メリーポピンズ」そのラストが違う理由
メリーポピンズのラストはメリーポピンズが問題のある家庭を幸せへと導いて終わっています。
この作品、幼少期のトラヴァースの体験から描かれているのに、なぜラストが違うのでしょうか。
実は、「メリーポピンズ」にはトラヴァースの願いが込められているのです。トラヴァースがメリーポピンズに本当に救ってほしかった人……それは、
「お父さん」
です。
作品の中では幸せそうなお父さん…それを誰かの手で悪く描かれないように「映画化」する際にも事細かく条件をつけたのです。
みんなが悪く言うけれど、愛してやまない世界でたった一人のお父さん。本当に泣ける映画なのでぜひ観てみてほしいと思います。