自分のこと好きだと言ってくれる人を好きになれたら、どんなに楽だろう。
元カレが選んだ道が「ありか」を傷つけて、「ありか」もまた誰かを選ぶことで誰かを傷つける。それでも、みんな前を向くしかないんですよね。
今回はそんな5巻~6巻のあらすじと感想です(ネタバレあり)
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あらすじ
「変わらない」なんて無い 。変わる自分達は約束なんてできない。 変わるから、 変わらないなにかが欲しいなんて ワガママだ。
母が倒れたとの連絡をもらい大阪に戻った「ありか」。そうとは知らず、「ありか」と連絡が取れなくなった川谷さんは「ありか」の働く印刷会社まで会いに行きます。
あの日以来、「ありか」のことを好きになってしまった川谷さん…「ありか」の事情を知り、ついに大阪の「ありか」の実家まで会いに行くことに。
「なんで?なんでここにいるの」
「いや なんか…急に本場のたこ焼きが食べたくなって…嘘 会いたくて来た」
「俺…リコンしたんだけど ソレは全然さ…アナタのせいとかじゃないんだけどね 俺なんかヘンで 頭ん中ありかのことで一杯なんだよ」
一夜を共にした「ありか」と川谷さん…朝一で東京に戻らなくてはいけなかった川谷さんはあるメッセージを残して、先に部屋を出ます。
『東京に帰ってこいよ』
本当は大阪に引っ越そうと思っていた「ありか」。東京に帰ったって川谷さんが責任を取ってくれるわけでもない。
しかし、ありかはその時にもらった一瞬に賭けることにするのでした。
そして、大河内さんに会いきちんと話をすることに――…
圭佑は私を傷つけた。 誰かのために傷ついた心が、他の誰かの心を削りとる。 ただ前へ進みたいだけで傷つけた。
あやまることしかできない 。あやまってもどうしようもない。 だけど私は 、私の正面を向くしかない みんな自分の正面を向くしかないんだ。
一方「すみか」はコウちゃんに別れ話をするために大阪へ。しかし、「すみか」の不在中にマコちゃんのもとにマコちゃんの元カレ「修二」が現れてしまい――…(引用元:鳥飼茜「おんなのいえ」より)
感想
マコちゃんと付き合うために、コウちゃんと別れようと大阪に帰った「すみか」。
このコウちゃんの性格…想像の斜め上をいきます。
付き合いたくありませんが嫌いではありません。「笹を割ったような性格」「細っ」というコウちゃんと「ありか」の会話が面白かった!
さて、あらすじには書かなかったのですが、「すみか」と「ありか」が浮気をして出ていったお父さんとその浮気相手に会いに行くシーンがあります。
このときの会話がものすごく何気ないのに…ものすごく「グッ」ときました。揉めるわけでもなく、普通なのに…。この漫画、いろいろなシーンで考えさせられるところがあるんですよね。