鬼の正体はだれ?「ミステリという勿れ3巻~4巻」あらすじ&感想

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。

 

代々、遺産を巡る争いで死者も出るという狩集家。何を恐れて、何をしていたのか…目が離せなくなる展開でした。

 

その事件に関わる整くんの謎解きに注目です!

 

では、3巻~4巻のあらすじと感想を書いていきますね。

 

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あらすじ

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代々、遺産を巡る争いで死者も出るという狩集家。


ガロの思惑により、その相続人のひとり「汐路」に出会った久能 整は、遺産相続の争いに巻き込まれることに。

 

事故ということになっているが、汐路の父親は姉弟妹全員で殺し合って、亡くなったという。


今回の相続人は汐路を入れて4人。


汐路が遺産にもらった開かずの蔵と不思議なお題。

 

すべきことはひとつ

それぞれの蔵において

あるべきものをあるべき所へ

過不足なく せよ

 

このお題の意味は分からないが、生きて遺産を勝ち取るために久能 整に協力をしてほしいと頼む汐路。

 

しかし、汐路の様子を見ていた久能 整は気付いてしまった。

 

植木鉢が落とされたのも、階段にまかれた油も、蔵に閉じ込められたのも、すべて
汐路の自作自演であることに。

 

「闇があるのは一族でなくてあなたです」

 

すべては父親への愛ゆえの汐路の行為。遺産相続のための殺し合いなどなかったのだ。


汐路の思惑を暴き、汐路の闇を止めることができた久能 整。


しかし――…久能 整はアルバムの写真を見てあることに気付く。

 

「すみません。僕、間違ってました。あなたのお父さんはやっぱり殺されたのかも
しれません。昔の人たち…もです。」

 

「でも、その理由は財産争いじゃないです」

 

 

感想

汐路の言動が怪しかったから、刃物を持っている汐路を見て「あーやっぱり」と思っていたら(理由は分からなかったけど)、まさかの展開でした!!

 

読んだすべての人が犯人の一言一言にゾッとすると思う。

 

犯人はウソをついたわけではなく、犯罪を犯したわけでもない…ただ自分の使命を果たしただけ。それなのに、なぜ自分は犯罪者扱いなの?と疑問を抱く犯人。


これ、すごくゾッとする話ですよね。

 

そういえば、以前にこんな話を聞いたことがあります。

 

「赤ちゃんは教えないと犬に乱暴をしていけないことが分からない」

 

大人からしてみれば「生きているものに暴力をふるわない」なんて、当たり前のことすぎて…そもそも「教えなくてはいけない」という考えも頭に思い浮かびませんが、そうではないんですよね。

 

赤ちゃんはまっさらな状態だから、本当に何も知らないし何も分からない。だから親が教えたことが正解になってしまうのです。それが間違っていようが、合っていようが…

 

話を漫画の方に戻しますが…

 

今回の犯人はまさにこの状態で、代々受け継いできた使命を果たしただけなのです。それが正しいのだと教え込まれてきたから。本当の自分を見ることもなく。

 

この「遺産相続の話」はこんな感じ。他にも「記憶喪失の爆弾犯」「20年前の未解決事件」など。どれも「ほー…」となる話でした!